フリーマン・ヴィンヤード&ワイナリーは2024年9月6日、ワイナリー初となる、リースリングを使ったワイン「2022 フリーマン 光風 リースリング ソノマ・コースト」を発売すると発表した。
フリーマン・ヴィンヤード&ワイナリーは、2001年に米カリフォルニア州ソノマで、アキコ・フリーマンとその夫ケン・フリーマンが設立したワイナリーだ。さまざまなワインコンペティションやワイン専門誌でアワードを受賞しており、2024年4月にはカマラ・ハリス副大統領が岸田文雄首相の訪米を記念して開催した公式昼食会とレセプションで、そのワインが供されている。
ワイナリーでは、これまでシャルドネとピノ・ノワールを使ったワインを提供しているが、今回初めてリースリングを使った「2022 光風 リースリング ソノマ・コースト」をリリース。リースリングは、他の品種よりも糖度が低く、かつ高い酸度で収穫するのに適した早熟な品種となる。初ヴィンテージのリースリングは、収穫時の糖度が21ブリック(糖度の単位)で、酸のレベルは同ワイナリーのスパークリングワインと同等の高さだった。そのぶどうをシャルドネに使用した旧樽で発酵させ、マロラクティック発酵(MLF)はせずに醸造している。
ワイン名の「光風」は、朝霧が薄れて太陽の光が差し込む畑に吹く風をイメージしている。若々しく淡く澄んだ外観で、香りはフレッシュなレモン、モモやネクタリンのようなストーンフルーツのキャラクターが感じられる。辛口で、口に含むとはつらつとした酸味がフルーティーな風味を包み込む。
希望小売価格は8800円(税別)。すぐに飲んでもおいしく、少なくとも2027年ごろまでは楽しめるという。