アルザスワイン委員会は2024年1月30日、日本で2025年に開催される国際博覧会(大阪万博)のフランスパビリオンに、アルザスワインがゴールドパートナーとして加わると発表した。フランスパビリオンでは5つの常設展示があり、アルザスワインがそのうちの1つとなる。
フランスの北東部、ドイツやスイスと隣接するアルザス地方は、ワインの名産地として知られている。白ワイン用のぶどう品種リースリングの産地として知られており、辛口の白ワインがよく生産されている。軽くさっぱりとしたアルザスワインの味わいは和食とも相性がよく、日本はアルザス地方におけるワイン輸出先の第6位となっており、愛好家も多い。
2025年に大阪で開催される日本国際博覧会に出展するフランスは、“愛の賛歌”をテーマに展示を行う。自分自身への愛、他者への愛、そして自然への愛を表現し、さまざまな愛から新たな未来像を提案する。常設展示の1つとして選ばれたアルザスワインは、“日本への愛”を表現しているともいえる。アルザス地方と日本、特に大阪は、修好通商条約を締結した160年前から文化的な交流があり、長期にわたって関係がある。
今回のアルザスワインの大阪万博参加について、アルザスワイン委員会会長のセルジュ・フライシャー氏は「アルザスワインはフランスの素晴らしさを体現したものであり、未来を担う世代を先導し、まさに時代の先端を行っているのだということを表現している」とコメントしている。