2024年02月

「ワイン・トレード・モニター2024」発表、フランス産ワインが最も優れたイメージ

Sopexa Japonは2024年2月7日、「ワイン・トレード・モニター2024」の調査結果を発表した。関係者にインタビューを行い、国際ワイン市場について今後2年間を予測しているもので、今回で第10版となる。

「ワイン・トレード・モニター」は、ワインの消費・輸入市場における企業間取引のトレンドを予測する調査。ワイン取引業者へインタビューを実施し、意見を集約するという手法を15年間採用しており、信頼のおける予測が示されてきている。第10版となる今回は、957人のワイン専門家が参加し、2023年9~11月のワイン市場を予測。日本やドイツ、ベルギーなど9つの市場を調査している。

今回の調査結果によると、ワイン取引業者に最もリストアップされているのはフランス産のワインだった。フランスのワインは、品質や環境への配慮に対する取り組みが特に評価され、良いイメージが持たれている。今後の売り上げに関わるトレンドとしては、「自然派ワイン」「価格の細分化」「低アルコールワイン」が挙げられている。また、カナダやイギリスでは軽量ガラス瓶が人気を集めており、缶入りワインは減少傾向にある。

「ワイン・トレード・モニター2024」の調査結果は、Sopexa Japonの公式サイトにて英語版のインフォグラフィックをダウンロードすることができる。

<関連リンク>
明日のワイン市場で勝つのは誰か?ホップスコッチ・ソペクサがワインのトレンド予測調査「第10版ワイン・トレード・モニター」を実施

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About the author /  NAGATA

カルチャー、音楽などを中心に執筆するフリーライター。大学院に在学し、インターネット文化を研究する傍ら、執筆に取り組んでいる。山梨県に在住している際に日本ワインの魅力にとりつかれる。