2024年03月

ハンガリーのトカイワイン「NAAR TOKAJI Szamorodni 2016」がリターン、クラウドファンディング開始

   

La Barat(ラボラ)は2024年3月1日、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」上で、甘口トカイ(貴腐)ワインと遅摘みの甘口白ワインの飲み比べプロジェクトを開始した。世界3大貴腐ワインの1つであるトカイワインと、ハンガリーでも珍しいぶどうの遅摘みワインの飲み比べも楽しめる。

プロジェクトのリターンとして用意しているのは、2本のワインとなる。1本目は、遅摘みのぶどうを使った甘口白ワイン「NAAR Tokaji Koverszolo kesoi szuretelesu 2021(ナール トカイ クベールソーロ・ケーショイ・スレテレーシュ 2021)」だ。19世紀のフィロキセラ禍でほぼ根絶し、 NAARワイナリーが復活させたクベールソーロという地ぶどうを100%使用している。

112gの残糖度で、アルコール度数も9.5%としっかり感じられながら、華やかな香りを持つ。きれいな酸ですっきりとした甘さに仕上がっており、ワインを飲み慣れない人でも、ジュースのようにおいしく楽しめる。

2本目は、トカイワインの「NAAR TOKAJI Szamorodni 2016(ナール トカイ サモロドニ 2016)」だ。残糖度は62.5gで「NAAR Tokaji Koverszolo kesoi szuretelesu 2021」よりも少ないが、トカイアスー(甘口ワイン)の旧ランク3puttonyos(プットニョシュ)の残糖度60gより多い。蜜の香りとその味わいを十分に楽しめる1本だ。

つくり手のNAARは、ハンガリーのトカイ地方で250年続く家族経営の小規模ワイナリー。貴腐ワイン発祥の地として、世界遺産に登録されているゴンポシェギセラー群の中にNAARのセラーはあり、今もなおセラーを掘り進めて規模を拡大しているという。

2本の飲み比べが楽しめるリターンは8100円から。それぞれ1本ずつ購入できるリターンも用意している。

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About the author /  tomo

量販店の販売員、製造メーカーの設計部を経て、フリーライターに転身。ゆっくりお酒を飲みながら愛猫と戯れる夜のひと時に幸せを感じている。