PATTERN PLANNINGは2024年4月25日、廃棄されるワイン用ぶどうの葉からつくったお茶「北海道TEA ワインブドウリーフティー2023」の予約販売を開始した。茶葉やお湯を注いだ瞬間、お茶の湯気など、味わいと共に香りの変化も楽しめる。
「北海道TEA」は、芽かきや除葉など、ぶどうの生育を促すための作業で発生する、捨てられてしまう葉を活用している。従来はそのまま土に返していた健康なぶどうの葉を加工しており、まるでワインのような柔らかい香りとほのかな酸味が広がる。紅茶と同じ製法で酸化発酵させ、独特な香りや果実味を表現している。アルコールもカフェインも含まれていないため、妊婦や子どもでも楽しめる。
開発は、ぶどう生産者との「土に返されるだけのぶどうの葉を何かに活用できないか」という何気ない会話からスタート。2021年に初めてリリースし、今回が第4弾となる。ぶどうの葉の収穫には、ドメーヌ・タカヒコなど、余市町や仁木町、ニセコ町、岩見沢市から全9カ所のヴィンヤードが協力した。
農福連携の取り組みとして、2021年より福祉事業所を営むカレイドスコープが製造や収穫に参加している。現在では、葉の乾燥や粉砕、商品のパッキングまで、ほぼ全ての作業に携わっている。
価格は、50gで3240円(税込)。100gの業務用サイズも用意しており、「北海道TEA」のオンラインショップ「BASE」やふるさと納税で購入できる。