世界最大級のワインコンペティション「デキャンター・ワールド・ワイン・アワード(Decanter World Wine Awards:DWWA) 2024」の受賞結果が、2024年6月19日に発表された。日本からは、サントリーの「SUNTORY FROM FARM 登美 甲州 2022」がBest in Show(ベスト・イン・ショー)を受賞。日本から出品されたワインが同賞を獲得するのは、史上初となる。
DWWAは、イギリスのワイン専門誌『デキャンター(Decanter)』が2004年から開催しているワインコンペティションで、出品数でも影響力の大きさでも世界最大級の規模を誇っている。毎年数多くのワインが世界中から集められ、専門家によって審査が行われる。プラチナ・金・銀・銅賞のほか、プラチナ賞の中からさらに最高賞となるBest in Showが選出される。
21回目を迎えた今年は、世界57カ国から1万8143本のワインがエントリー。Best in Showには全体のわずか0.3%弱の50本のワインが選ばれ、プラチナ賞117本、金賞643本、銀賞5977本、銅賞8016本という結果となった。そのうち日本産のワインは、Best in Show1本、プラチナ賞1本、金賞1本、銀賞31本、銅賞47本の計81本が各賞を獲得している。
日本産のワインで初となるBest in Showは、サントリーの日本ワイン「SUNTORY FROM FARM 登美 甲州 2022」が受賞。日本固有のぶどう品種である甲州のみでつくられた白ワインで、メロンやモモ、ミカン、蜂蜜のような甘い香りを楽しむことができる。
また、プラチナ賞は、キャメルファームワイナリーの「ブラウフレンキッシュ プライベートリザーブ 2022」が獲得。オーストリアの伝統的なぶどう品種ブラウフレンキッシュを使った赤ワインで、心地よい酸味とタンニン、ミネラルが調和した複雑で力強い味わいを特徴とする。
「SUNTORY FROM FARM 登美 甲州 2022」は、2024年9月10日から、サントリー登美の丘ワイナリーのワインショップやECサイト「SUNTORY FROM FARM Online Shop」などで数量限定で販売される予定だ。「ブラウフレンキッシュ プライベートリザーブ 2022」は、既に販売を開始しており、価格は6050円となっている。
<関連リンク>
Decanter World Wine Awards 2024
デキャンター・ワールド・ワイン・アワード2024で「SUNTORY FROM FARM登美 甲州2022」がBest in Showを受賞