2024年11月

北海道余市町とワインスクールのアカデミー・デュ・ヴァンが包括連携協定締結

   

北海道余市町は2024年11月18日、ワインスクール事業などを展開するアカデミー・デュ・ヴァン(本社:東京都渋谷区)と包括連携協定を締結した。今後、日本でも有数のワイン産地と老舗ワインスクールが互いに協力し、事業に取り組んでいく。

余市町は、北海道北西部に位置する人口1万7000人ほどの町だ。「北のフルーツ王国よいちワイン特区」に認定されている果樹栽培とワイン生産が盛んな地域で、道内随一のぶどう生産量を誇る。2025年には、フランス・ブルゴーニュのジュヴレ・シャンベルタン村と親善都市協定を結ぶ予定で、ワイン産地としてのさらなる発展を目指していく。

一方、アカデミー・デュ・ヴァンは、30年以上の歴史を持つワインスクールで、これまでも多くのソムリエやワイン関係者を輩出してきた。2024年より「日本ワイン応援プロジェクト」を開始し、日本のワイン産地を世界に名だたる銘醸地として紹介していくという。

今回締結した包括連携協定では、“農業分野の振興・6次産業に関すること”“観光振興・ワインツーリズムに関すること”“栽培・醸造講座などワインアカデミーに関すること”など6つの項目を定めた。具体的な事業としては、アカデミー・デュ・ヴァンが平川ワイナリーと協働して余市町でワイン用ぶどうを栽培し、2028年にファーストヴィンテージを醸造してリリースする計画がある。また、栽培の実体験講座の第1回を余市町で実施したいとしている。


<関連リンク>
北海道余市町とワイン教育機関「アカデミー・デュ・ヴァン」がワイン文化の発展で協働包括連携協定の締結へ(PDF)

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About the author /  NAGATA

カルチャー、音楽などを中心に執筆するフリーライター。大学院に在学し、インターネット文化を研究する傍ら、執筆に取り組んでいる。山梨県に在住している際に日本ワインの魅力にとりつかれる。