メルシャンは2024年10月30日、長野県上田市のシャトー・メルシャン 椀子ワイナリーが、「ワールド ベスト ヴィンヤード(World’s Best Vineyards)」で59位に選出されたと発表した。2020年以降、日本のワイナリーでは唯一、5年連続での選出となる。
同アワードは、世界最高峰のワインコンペティション「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(International Wine Challenge:IWC)」を主催するイギリスのウィリアム・リード・ビジネス・メディア(William Reed Business Media)が2019年より開催している。世界最高のワイナリーを選出し、世界中の旅行者にワインに関連する素晴らしい体験を提供することを目的としており、今年で6回目となる。
選考するのは、世界的なソムリエやワインジャーナリストなど約500人の専門家だ。彼らは、2018年1月1日以降に訪問したことのあるワイナリーから7軒をノミネートする。そうして選ばれたワイナリーの中から、ワイナリーツアーの内容やテイスティング、雰囲気、ワインの品質、景観など、さまざまな視点から総合的に審査。世界で最も素晴らしい体験ができるワイナリーに投票し、ベスト100を決定する。
シャトー・メルシャン 椀子ワイナリーは、2003年開園の約29haの自社管理畑に始まり、2019年にヴィンヤードの小高い丘の上にワイナリーを開設した。地域・自然・未来との共生をテーマに、高品質なぶどう栽培、持続可能なワインづくりを続けており、環境省の「自然共生サイト」にも正式認定されている。また、ワイナリー産のワインが日本の公式行事で採用されるなど、国内外で高い評価を得ている。
メルシャンでは、今後も日本を代表するワイナリーとして高品質な日本ワインをつくり、日本ワイン産業の発展に貢献したいとしている。
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