メルシャンは2024年12月25日、ドネーション企画「日本ワインの未来を応援しよう!」で集まった約100万円をぶどう産地の4県5機関に贈呈したことを発表した。ワインづくりや原料となるぶどうを供給する、各産地での活動を支援する。
この企画は、「シャトー・メルシャン」「日本のあわ」などの日本ワイン約50品を対象に、同年9月1日~11月8日に実施。売り上げ1本につき10円を、自社管理畑や契約栽培畑のある山梨県、長野県、福島県、秋田県の各機関・行政に提供する企画で、7年目となる今回は支援金として各県へ26万2000円(合計104万8000円)を随時贈呈する。
例えば山梨県では、甲州など醸造用ぶどうの生産振興の一環として、高品質な安定生産技術の確立、日本ワインの高付加価値化に向けた事業などに活用する。秋田県では、リースリングの代表的産地として知られる横手市大森地区などで、高齢化が進むぶどう農家の新たな担い手確保と育成などに利用していく。
他に、長野県の塩尻市や上田市、福島県でも、人材育成やプロモーション、生産者サポートなど、ワイン産業発展のために役立てられる。
キリングループでは、同企画を実施することで、原料用ぶどう産地やワイナリー所在地のコミュニティ活性化と日本ワイン産業の発展に貢献するとしている。