山本ファームは2025年1月18日、同社が運営するSawa Wines(千葉県八街市)の設備投資資金を募るクラウドファンディングプロジェクト「ぶどう畑に雨よけ設備を設置して、タンクも増設しもっと美味しいワインを造りたい!」を開始した。雨よけ設備とワイン貯蔵タンクの導入に向けて300万円の調達を目指す。
Sawa Winesは、2021年に千葉県で初めてワイン特区認定制度を利用して誕生したワイナリーだ。小規模ながらも、こだわりを持ってぶどうやワインづくりに取り組んでおり、地元特産物の6次産業化を目指し、八街産ワインの生産拡大やブランド化を推進している。これまで3回のクラウドファンディングを実施しており、今回は4度目の挑戦となる。
今回のプロジェクトの目的の1つは、ぶどう圃場の雨よけ設備の新設だ。近年は暖かい気候が続いていることもあり、雨よけ設備がないSawa Winesの畑ではぶどうの病気による被害が発生していた。雨よけ設備を新設することでぶどうの収穫量を増やし、ワイン生産量の増加を狙う。
2つ目の目的は、ワイン貯蔵タンクの増設だ。現状よりも容量の小さいタンクを増設することにより、貯蔵中のワインが空気と触れ合う面積を減らし、品質の向上を目指している。
クラウドファンディングはAll-in方式(実施確約報酬型)で、2025年2月28日までCAMPFIREにて実施している。
<関連リンク>
ワイン特区 八街市の特産品として地域ブランドの価値向上。持続可能な地域経済の創出へ八街産ワイン「生産拡大・品質維持・ブランド化の推進」のため、2つの設備投資を決断4度目のクラウドファンディングに挑戦。