ヴェレゾンは2025年2月13日、名古屋市で初となるアーバンワイナリー、WINAR(ワイナル)をオープンすると発表した。自社畑で栽培したぶどうによる初の「名古屋ワイン」をリリースする。
WINARは「Winery Nagoya Residents」の頭文字を取った言葉で、“ワイナリー、それは名古屋市民のためのもの”“ワイナリー・ナゴヤに参加する市民”という思いを込めている。2021年にクラウドファンディングを実施し、ぶどう畑もない状態から100人以上の支援を受け、このたび市民参加型のワイナリーとして誕生することとなった。

西区円頓寺のビルをリノベーションした1階にWINARがあります。
ワインの原料となるぶどうは、名古屋市緑区の自社畑で栽培している。2022年3月には、クラウドファンディングでの支援者も参加して、白ワイン用のアルバリーニョと赤ワイン用のシラーを定植会を開催。2024年8月にぶどうの初収穫を迎えた。「名古屋ワイン」を名乗るには、名古屋で栽培したぶどうを85%以上使用し、現地で醸造する必要があり、WINARはこの条件を満たす名古屋初のワイナリーとなる。

2024年8月の収穫風景

醸造所内
WINARは2025年3月16日にオープンし、2024年に収穫したぶどうでつくられた初ヴィンテージをリリースする。当日は、醸造所2階にある自社ビストロ「commone(コモン)」で、初ヴィンテージお披露目の記念パーティーを開催する。