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ぶどうの品種についてそれほど詳しくなくても、「シャルドネを使ったワインなら、おいしそう」というイメージを持っている人はいないだろうか。
シャルドネ種は今や日本を含む世界中で栽培されるぶどう品種で、実に個性豊かな味わいのワインが数多く生産されている。
今日はそんなシャルドネを使ったワインの中から、シャルドネの多様性を感じられるようなおいしいワインを3本ご紹介したい。いずれも比較的探しやすいワインのため、飲み比べにおすすめだ。
ブルゴーニュの白といえばシャルドネ! その中でもやはりシャブリは特徴的
シャブリ ウィリアム・フェーブル
産地:フランス/ブルゴーニュ
特徴:シャブリ最高のつくり手とも言われるウィリアム・フェーブル。「有名なシャブリを飲んでおこう」という方にもオススメの1本だ。キンメリジャンと呼ばれるシャブリの特別な土壌にて栽培されたシャルドネは、ミネラルをたっぷり含み、「高貴」とも言える酸味とのバランスが良好。きりりと冷やして楽しみたい。
合わせたい料理:牡蠣、魚介料理
参考価格:3500円(税抜)
カリフォルニアのシャルドネはトロピカル。かつリッチな味わいが楽しめる
ヴィントナーズ・リザーブ・シャルドネ ケンダル・ジャクソン
産地:アメリカ/カリフォルニア
特徴:ブルゴーニュなどのシャルドネとは異なり、バニラやパパイヤなどを思わせるクリーミーで濃厚な味わいが特徴。それに酸味と香ばしさも加わり、実にさまざまな料理に合わせることのできる万能選手。
合わせたい料理:サーモンムニエル、鶏肉のクリームシチュー
参考価格:2800円(税抜)
今や代表産地のひとつに数えられるチリのシャルドネは鮮やかで奥行きがある
シャルドネ・レゼルヴ フィンカ・パタゴニア
産地:チリ/マウレ・バレー
特徴:シャルドネに適した気候を有するチリ中部では、高品質なワインが量産される。中でもこのマウレ・バレーのワインはフレッシュで明るい印象。コクとキリッとしたミネラル感のバランスが素晴らしい。
合わせたい料理:魚介料理全般 カジキのソテー
参考価格:1580円(税抜)
その他の産地に目を向けても、イタリアでは北部と南部でまったくタイプの違うシャルドネがある。またスペインやオセアニア、アルゼンチン、そして日本でも、クオリティの高いシャルドネワインを生産している。
冷涼な地域のキリッとした味わいもよし、温暖な産地のクリーミーでトロピカルな味わいもよし。ぜひ、あなた好みのシャルドネを使った1本を見つけてみてはいかが?