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「赤ワイン」と言えば、一番はやっぱりカベルネ・ソーヴィニヨンだと思う。特にグリルやソテーした赤肉に合わせるとなったら、タンニンを味わい尽くせるカベルネ・ソーヴィニヨンの右に出るワインはない。
今日はそんなカベルネ・ソーヴィニヨンの銘醸地の中から、若いうちから魅力を感じられるおいしいワインを3種類ご紹介したい。
いずれも比較的探しやすいワインを選んだので、ぜひ飲み比べを試してみてほしい。
ボルドーの赤では珍しいカベルネ・ソーヴィニヨン100%。果実味を存分に味わえる有機ワイン
シャトー・ラ・フレイネル
産地:フランス/ボルドー
特徴:ボルドーではカベルネ・ソーヴィニヨンの栽培面積はもちろん広いが、ワインとして仕上げる際にはカベルネ・ソーヴィニヨン主体であってもメルローやカベルネ・フランがブレンドされることがほとんどだ。
シャトー・ラ・フレイネルはカベルネ・ソーヴィニヨン100%でバランスが良好。豊かで複雑なボディが楽しめる。
合わせたい料理:ステーキ、肉の赤ワイン煮
参考価格:2000円(税抜)
西の横綱、ナパ・ヴァレーのカベルネは滑らかで引き締まったボディが特徴
ナパ・ハイランズ カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー
産地:アメリカ/カリフォルニア
特徴:ナパ・ヴァレーのカベルネらしさを味わいたいなら、ナパ・ハイランズのカベルネ・ソーヴィニヨンがおすすめだ。
芳醇なアロマに複雑な香り、滑らかな口当たりと心地よいタンニンを味わえる。黒果実の香りが特徴的で、炭火焼の肉などに合いそうだ。
合わせたい料理:焼肉、ビーフシチュー、鴨ロースト
参考価格:4800円(税抜)
スーパータスカンで一躍注目されたトスカーナのカベルネ・ソーヴィニヨン
エボ
産地:イタリア/トスカーナ
特徴:「サンジョヴェーゼ一辺倒だったトスカーナでのカベルネ・ソーヴィニヨン栽培」という偉業を成し遂げたスーパータスカンの改革者たち。エボはその舞台となったボルゲリの地からわずか15kmだけ離れた場所で、ボルドースタイルのブレンドにサンジョヴェーゼを加えてつくられる。
トスカーナらしいカベルネの使い方が分かるチャーミングなワインだ。
合わせたい料理:ハンバーグ、トマトソースの料理
参考価格:2800円(税抜)
カベルネ・ソーヴィニヨンはこの他にも、チリや南アフリカなど、多くの産地でつくられている。
パワフルでエレガントなその味わいは、肉料理やチーズなどと合わせて楽しむことをオススメしたい。赤身肉を噛みしめつつ、カベルネ・ソーヴィニヨンのおいしい1杯をどうぞ。