「ワイン発祥の地」とされるジョージア(グルジア)のワインを取り扱うH&Nワインジャパンは、2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップを視野に入れて、“ラグビー応援ワイン”としてLELOシリーズを今秋にもリリースする見通しだ。
辛口とセミスイート、赤ワイン2種類をリリース
「LELO」には、ジョージア語でラグビーの得点方法の1つである「トライ」などの意味がある。ラベルに記された印象的な太陽の形をしたオーナメントは、ラグビーのジョージア代表ユニフォームにもあしらわれた「Borjgalo」というもの。太陽の強いエネルギーと生命の樹を表しているという。
LELOシリーズとしては、赤ワイン2種類をリリースする計画だ。
1つ目の赤ワインは「サピラビ」(2300円・税込)。チェリーとプラムのアロマ、しっかりした渋みが特徴の辛口赤ワイン。もう1つの赤ワインは、セミスイートの「キンズマラウリ」(2500円・税込)。いずれもジョージア固有のぶどう品種が使われたワインだ。
酸化防止剤はごく少量。ヘルシーでナチュラルなワインに
コーカサス山脈の南に広がるジョージアでは、8000年前からワインがつくられていたとされる。
2013年12月には、ジョージアの伝統的なワインづくりの手法がユネスコ無形文化遺産に登録された。ジョージアでは農薬や化学肥料に頼らない自然農法を長年実践し、粉砕したぶどうの果皮・果実・種・果梗などを丸ごと使用してゆっくり発酵させることで、高タンニン・高ポリフェノールのワインができあがる。
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LELOシリーズは、健康への意識が高いスポーツ愛好家に飲んでもらうことを想定して、ヘルシーでナチュラルなワインに仕上がるようにした。
健康面から含有量を気にする人が多いこともあって、EUでは酸化防止剤として使用する二酸化硫黄の量が1L当たり10mgを超えると、原材料名への記載が義務付けられている。LELOシリーズでは二酸化硫黄の量を1L当たり8mgにまで抑えたという。
健康志向のラグビーファンからも高評価
2018年6月23日に豊田スタジアムで開催されたラグビーの日本代表 対 ジョージア代表の国際試合では、公式ファンゾーンにてLELOワインを振る舞った。
健康志向のラグビーファンから高評価を受け、手応えを感じたそうだ。
H&Nワインジャパンの本間真理子代表取締役は、LELOシリーズを“ラグビー応援ワイン”と打ち出した理由について、次のように語ってくれた。
ジョージア代表が参戦するラグビーワールドカップ2019を、せっかくならおいしくてヘルシーなワインで応援したいという想いがLELOワインになりました。
スポーツ愛好家は体力があり、酒量も結構いける方々が多いですよね。そんな方々に安心して飲んでいただきたい超ヘルシーな本物のワインです。
現在、LELOシリーズを搭載した保冷コンテナが、日本に向かって航海中だという。9月中旬に到着予定だ。今後、H&Nワインジャパンの直販サイト「caucasus-cellar」などで販売するという。