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2019年3月に発売されて売れ行き好調な「おいしい酸化防止剤無添加ワイン シードル」。りんご果汁を使ったワインであるシードルは、意外に思うかもしれないが、食事にもよく合うお酒だ。
メルシャンは、シードルの楽しみ方を広げてもらおうと、シードルと料理のマッチングを提案する体験会を開催した。
シードルは食事に合う!
りんご果汁を発酵させてつくったシードルには、「シードル=りんごの甘いお酒」というイメージを持つ人が多いかもしれない。「食事と合わせにくいのではないか」と感じるかもしれないが、自然な甘さと酸味、そしてシュワシュワとした飲み心地は、食事にも合わせやすい。
ワイン初心者がワインに対して感じているハードルの1つに、「ワインと料理をどう組み合わせればいいか」という点がある。シードルは、りんごの持つ酸味や少しの甘み、食事の油を流してくれる炭酸があり、幅広い食事に合わせやすい。ワイン初心者にとって手に取りやすいワインだと言えるだろう。
料理研究家・尾田さんがすすめるシードルに合うメニュー
体験会では、料理研究家の尾田衣子さんがおすすめのメニューを紹介してくれた。
体験会で提供された料理は3種類だ。赤いお皿に乗っているのが、「りんご&漬けマグロ&サワークリームのピンチョス」と「サラダチキンと野菜のボリュームサラダ」、グラスには「サーモンとエビのちらし寿司」が盛り付けられていた。
りんご&漬けマグロ&サワークリームのピンチョス
【作り方】
1. しょうゆ、赤ワイン、みりんを混ぜ合わせ、まぐろにかけて漬け込む
2. バゲットにスライスりんご、1.で漬けたマグロ、サワークリームをのせる
りんごとマグロという異色な組み合わせだが、マグロの漬け込みに使用した赤ワインの酸味が、りんごやサワークリーム、そしてシードルの酸味と非常にマッチするメニューだ。
サラダチキンと野菜のボリュームサラダ
【作り方】
1. サラダチキン、リーフレタス、黒オリーブ、ミニトマトを混ぜ合わせる。器に盛り付けて、ゆで卵を散らす。
2. ヨーグルト、粒マスタード、オリーブオイルを、3:1:2で混ぜ合わせて1. にかける。
チキンや野菜を手でさいてできる包丁要らずの簡単な一品。手でさいた方が、ドレッシングともよく絡む。シードルと合わせることを考えて、ドレッシングはまろやかな酸味のあるヨーグルトベースのものにした。
サーモンとエビのちらし寿司
【作り方】
1. ご飯に寿司酢、桜エビ、紅ショウガを加え、混ぜ合わせる
2. 厚焼き玉子を作り、角切りにする
3. 1.を器に盛り、サーモン、エビ、大葉、キュウリ、②で角切りにした厚焼き玉子を散らす
シードルは和洋中問わずに合わせやすいお酒だが、白いご飯にはどうしても合いにくい。そこで酸味の利いた寿司飯にして、紅ショウガや桜エビでお米に出汁の風味をつけることで、お酒に合いやすい味わいにした。見た目も華やかなので、お花見などにぴったりだ。大葉をプラスすることで、シードルのさわやかさと豊かな香りを一緒に楽しめる。
ここまでに取り上げた料理の詳しい作り方や、そのほかのレシピはこちらから
シードルと合わせる料理のポイントは?
尾田さん自身もワインが好きとのこと。シードルについては、「甘いジュースっぽいお酒じゃないか」という印象を持ち、食事に合わせるよりもカクテルのような感覚で飲むものだと思っていたのだという。
しかし、「おいしい酸化防止剤無添加ワイン シードル」は、フルーティーでさわやか。洋食だけでなく和食や中華にも合わせられるワインだと感じ、シードルへのイメージは大きく変わったそうだ。
尾田さんにシードルと合わせる料理のポイントを伺うと、「酸味を生かす」ことだという。初心者は生や炒めたりんごと合わせてもいいそうだ。
また、シードルの酸味や発泡感は、口の中をさっぱりとしてくれる。ベーコンやマヨネーズなどを使った料理とも相性が良い。
シードルはスタンダードワインと比べてアルコール度数が低く、「おいしい酸化防止剤無添加ワイン シードル」も5%程度。休日のランチに合わせるのにも、ぴったりだ。