カリフォルニアワイン協会（CWI）は2019年3月14日、プロ向け試飲会「カリフォルニアワイン スプリング・テイスティング2019」をホテル雅叙園東京（東京都目黒区）で開催した。会場にはインポーター43社が参加し、世界各地から600種類以上ものワインが集まった。その中から、注目すべきワイナリーをご紹介する。
ワイナリーの紹介
ヘス・コレクション
生産地：カリフォルニア州ナパ・ヴァレー
特徴：スイスでミネラル・ウォーターの事業を手掛けていたドナルド・ヘス氏が、ナパ・ヴァレーを訪れた際に、そのワインの素晴らしさに感銘を受けたことに始まる。ドナルド氏は家族とナパ・ヴァレーへ移住し、1986年にワイナリーを設立。ナパ・ヴァレーの山岳地帯マウント・ヴィーダーとモントレー郡のサリナス・ヴァレーに自社畑を持ち、それぞれの特徴を生かしたワインを生み出している。高級ワインも手掛けるが、今回は手頃な価格でカジュアルに楽しめる「セレクト」シリーズをご紹介する。
おすすめワイン
セレクト・ソーヴィニヨン・ブラン
ぶどう品種：ソーヴィニヨン・ブラン
特徴：ノース・コーストで収穫されるソーヴィニヨン・ブランを使用。ライムやレモンをほうふつとさせるフレッシュな柑橘の印象に、洋ナシのようなトロピカルな風味も。草原の爽やかな風を感じさせるようなワイン。
参考価格：2700円
セレクト・ピノ・ノワール
ぶどう品種：ピノ・ノワール
特徴：銘醸地と名高いサンタ・ルチア・ハイランズのサルメント・ヴィンヤードで収穫したピノ・ノワールを使用。冷涼だが日照量のあるテロワールの影響で、果実味と酸味がバランスよく育まれる。ベリー系果実とバラの花のような香りがエレガント。軽やかだが、しっかりした味わい。
参考価格：3400円
セレクト・トレオ ワインメーカーズ・レッド・ブレンド
ぶどう品種：プティ・シラー、シラー、ジンファンデル、メルロー、マルベック
特徴：既定の概念にとらわれず、革新的な未来を切り拓くワインとして、新たに「セレクト」シリーズに加わった１本。“トレオ”とは、“自由な設計”を意味する。5種類のぶどうをブレンドし、滑らかな口当たりと優しいタンニンを実現。さまざまな料理と相性が良く、人気が高い。
参考価格：3400円
