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カリフォルニアワイン協会(CWI)は2020年10月27日、インポーター30社と未輸入ワイナリー11社が参加する、プロ向け試飲会「カリフォルニアワイン・グランドテイスティング2020」を東京會舘(東京都千代田区)で開催した。医師の医療アドバイスを受け、新型コロナウイルス感染症に対する万全の対策の中での開催となった。
会場に集まった多数のワインの中から、注目のワイナリーを紹介する。
フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリー
1975年に住宅と敷地を購入したことをきっかけに、ナパ・バレーの歴史あるワイナリー、イングルヌックの再建に尽力した、映画監督のフランシス・フォード・コッポラ氏。彼が2006年に新たに購入したワイナリーを5年かけてリノベーションして完成したのが、フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリーだ。
サステナブルな取り組みも評価されており、2017年4月には「持続可能型ワイン生産リーダーシップ・グリーン・メダル」を受賞している。
おすすめワイン
フランシス・コッポラ ソフィア ブリュット ロゼ モントレー・カウンティ 2018
コッポラ監督が、娘のソフィアの結婚祝いにスパークリングワインをつくったことから始まった「ソフィア」ブランド。同ブランドを代表する、人気の高いワインだ。
ソフィアの好みに合わせ、アルコール度数は穏やかで、フレッシュかつフルーティなスタイルでつくられている。
見た目も華やかなロゼワインは、食卓を彩ってくれる。また、辛口に仕上げられているので、チーズや生ハム、サラミ、甲殻類、スパイシーなアジア料理とも相性が良い。
産地:モントレー・カウンティ
品種:ピノ・ノワール80%、シャルドネ20%
アルコール度数:12.0%
参考小売価格:3480円(税別)
フランシス・コッポラ ダイヤモンド・コレクション シャルドネ&ピノ・ノワール(缶)
今回、フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリーのブースには、常に人が集まっていたが、缶ワインの存在も注目を集めた理由の1つだろう。
ワイナリーのベストセラーである「ダイヤモンド・コレクション」からは、シャルドネとピノ・ノワールの缶ワインが2020年12月に発売予定だ。通常の瓶タイプの「ダイヤモンド・コレクション」は樽熟成しているが、缶ではステンレスタンクで熟成させることで、軽い飲み口に仕上げている。
新型コロナウイルス感染症の影響もあり、そのまま飲めること、飲み切れる量であることなどから、缶ボトルはアウトドアや毎日の食事に取り入れやすいと注目が集まった。特に20~30代の若い世代から、良い反応があったそうだ。
発売後は、全国百貨店やワイン専門店、一部量販店などで購入できる。
ヴィンテージ:なし
産地:カリフォルニア(シャルドネ)、モントレー・カウンティ(ピノ・ノワール)
容量:250ml
アルコール度数:13.5%
参考小売価格:750円(税別)