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カリフォルニアワイン協会(CWI)は2021年3月、毎年春に実施する「カリフォルニアワイン・バイザグラス・プロモーション」に先立ち、「カリフォルニアワイン・スプリング・テイスティング 2021」を大阪(15日)と東京(17日)で開催した。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため規模を縮小し、医師の監修の下で万全の対策を講じた会場には、「ソノマ・カウンティ」をテーマ産地として、460品目を超えるワインが集まった。
会場に集まった多数のワインの中から、ナパ・バレー最古のワイナリーの1つであり、日本での人気も高い、ベリンジャー・ヴィンヤーズ(Beringer Vineyards)のワインを紹介する。
ベリンジャー・ヴィンヤーズ
ベリンジャー・ヴィンヤーズは、140年以上にわたってワインを提供し続けている、ナパ・バレー最古のワイナリーの1つ。禁酒法時代にも礼拝用ワインを手掛け、途絶えることなくワインづくりに取り組んできた。
アメリカのワイン専門誌『ワインスペクテイター(Wine Spectator)』において、世界で唯一、赤・白ワインの両方でNo.1を獲得している。また、『ワイン・アンド・スピリッツ(Wine&Spirits)』誌では、ワイナリー・オブ・ザ・イヤーを12回受賞している実力派だ。
日本での人気も高く、今回のスプリング・テイスティングでも、ブースから人が途切れることがなかったのが印象的だった。
ベリンジャー・ヴィンヤーズのワイン
今回はベリンジャー・ヴィンヤーズのワインの中から、おすすめのワイン3本を紹介する。
ファウンダース・エステート ソーヴィニヨン・ブラン 2017
低温で発酵し、摘みたてのぶどうのフレッシュさを引き出した辛口の白ワイン。リーズナブルな価格で、ベリンジャー・ヴィンヤーズのこだわりが味わえる。適度に冷やして、屋外や夏に楽しみたい1本だ。メキシコ料理などとの相性が良い。
Founders’ Estate Sauvignon Blanc 2017
品種:ソーヴィニヨン・ブラン主体
産地:カリフォルニア
参考小売価格:2208円(税込)
ナパ・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン 2018
「ベリンジャーといえば、カベルネ・ソーヴィニヨン」と多くの人に認知してもらいたいとの期待を込めて、日本では2021年3月2日に全国発売となった1本。ナパ・バレーのぶどうを100%使用した、カベルネ・ソーヴィニヨン主体のワインだ。
熟した黒系果実の香り、ダークチョコレートのようなニュアンス、そしてレッドベリーやブルーベリーのようなジューシーさも感じられる仕上がりとなっている。牛肉のステーキ、ウォッシュタイプのチーズとの相性が良い。
Napa Valley Cabernet Sauvignon 2018
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン主体
産地:ナパ・バレー
参考小売価格:7700円(税込)
ナイツ・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン 2017
ソノマ郡とナパ郡との境目にあるナイツ・バレーは、高い標高と火山性の土壌で、良質なカベルネ・ソーヴィニヨンが生まれる産地だ。果実とオーク樽の香りが絶妙な芳醇さを生み出し、ベリンジャー・ヴィンヤーズの「優れた品質へのこだわり」が感じられる。牛肉の赤ワイン煮やくせの強いラムチョップとの相性が良い。
Knights Valley Cabernet Sauvignon 2017
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン主体
産地:ナイツ・バレー
参考小売価格:6058円(税込)
幅広いラインアップで、さまざまなニーズに応えてくれる、ベリンジャー・ヴィンヤーズのワイン。ショップやレストランで扱われていることも多いので、好みの1本を探してみてはいかがだろうか。