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2021年5月31日、Wines of Germany日本オフィスが、ドイツワインとアジア料理のハーモニーをテーマにした「おすすめドイツワイン30選」を発表した。
アジア料理と相性の良いワインの要素として、白ワインは優雅なアロマと酸、豊かな果実味のバランスが取れていること、赤ワインは滑らかなタンニンを持つことが挙げられる。ドイツワインは、アジア料理に合うこれらの要素を兼ね備えているという。
今回は180本のワインの中から選ばれた、夏に食べたくなる甘酸っぱい料理に合うドイツワイン5本を紹介したい。
甘酸っぱいアジア料理に合うワイン
食欲がない時でも食べたくなる甘酸っぱい料理。夏の彩り野菜との相性も抜群で、自宅でも取り入れやすいレシピが多いのも魅力だ。
甘酢を使った料理には、甘やかさと酸を併せ持ったワインが良いとのこと。その上で、ワインのボリュームと料理を合わせていくのがポイントだ。例えば、前菜なら軽やかなワイン、魚介類や肉料理ならふくよかさや構成力のしっかりしたワインを選ぶとよいだろう。
それでは、ピックアップされた5本のワインを見ていこう。
ペーター・メルテス「リースリング カビネット」
~初恋のような甘酸っぱさが口いっぱいに広がる~
微発砲でライトボディのやや辛口白ワイン。フレッシュな酸と甘い果実により「甘酸っぱい初恋を思わせる」と表現される、夏にぴったりのワインだ。リースリング85%、ミュラー・トゥルガウ15%。ライトボディでやや低めのアルコール(11~11.5%)のため、前菜やおうちアペロにぴったりだ。驚異のコストパフォーマンスも魅力。
【ペアリング例】
ヤムウンセン(タイの春雨サラダ)
かに玉
ワインハウス・レー・ケンダーマン「グラウブルグンダー ウルミア レス」
~繊細でかれんな口当たりの白ワイン~
肥沃(ひよく)な土壌と温暖な気候の恩恵を受けた、グラウブルグンダー(ピノ・グリ)100%の辛口白ワイン。フルーティーさと上品なスパイスを併せ持っており、野菜との相性が良く、うま味のあるソースやあんかけとの相性が良い。
【ペアリング例】
辣白菜(ラッパーツァイ/白菜のピリ辛甘酢漬け)
白身魚のあんかけ中華風
購入先:ワインショップ ドラジェ
ヴァインライヒ「ロゼ」
~一見フレンドリー。でも後味きりりな“ツンデレ”ロゼ~
芳醇な香りが楽しめるロゼワイン。飲みやすいワインかと思いきや、ミネラルやタンニン、酸が余韻で感じられることから、“ツンデレ”と表現されている。シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)40%、ポルトギーザー40%、ムニエ20%。肉の甘酢煮とのペアリングがおすすめだ。
【ペアリング例】
スペアリブの甘酢煮
手羽甘酢煮
カール・ローウェン「リースリング アルテ・レーベン」
~香水を思わせる華やかで上質なリースリング~
「古樹」を意味するアルテ・レーベンという名前のワインで、樹齢40年以上のリースリングだけを使用している。熟したピーチのような華やかで熟した果実の香り、豊かな酸があり、深い余韻やうま味が広がるワインだ。しっかりした味わいなので、揚げた魚や肉料理の甘酢あんと相性抜群だ。
【ペアリング例】
白身魚の南蛮漬け
フライドチキンチリソース
購入先:フィラディス ワインクラブ
ロバート・ヴァイル「リースリング トラディション」
~華やぎのお祝いの席に。多くの人に愛される1本~
ドイツ国内外で高評価と高い人気を誇っている、ロバート・ヴァイルの白ワイン。ドイツワインの魅力が詰まった、果実由来のピュアな甘さが楽しめる。お祝いの席や女子会で、ちらし寿司と合わせたくなる華やかな1本。食事と一緒でも、ワイン単体でも楽しめる。
【ペアリング例】
ちらし寿司
エビマヨスイートチリ
購入先:カーヴ・ド・リラックス
1000円以下のリーズナブルなワインから、華やかなお祝いにもぴったりなワインまで、幅広いラインアップとなった。甘酢っぱいアジア料理とワインのペアリングを、ドイツワインで楽しんでみてはいかがだろうか。
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