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花嫁の父が贈った特別な年のシャンパン「アレクサンドラ ロゼ」 ――サントリー「ローラン・ペリエ」ブランドセミナー(後編)
コラム

花嫁の父が贈った特別な年のシャンパン「アレクサンドラ ロゼ」 ――サントリー「ローラン・ペリエ」ブランドセミナー(後編)

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発行者
株式会社バザール
編集
Wine Bazaar編集部
連絡先
お問い合わせ・プレスリリース送付

サントリー ワインカンパニーは2023年6月15日、東京・虎ノ門のThe Okura Tokyo(オークラ東京)にて、「ローラン・ペリエ」ブランドセミナーを開催した。

セミナーでは、ローラン・ペリエの現オーナーであるアレクサンドラ ペレイル ドゥ ノナンクール氏が登壇し、ローラン・ペリエの品質へのこだわりや、アレクサンドラ氏の名前を冠した「ローラン・ペリエ アレクサンドラ ロゼ」についてのエピソードを語った。また、同年12月に発売予定の2012ヴィンテージの紹介とテイスティングも行われた。

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後編となる本記事では、ローラン・ペリエのラインアップの中でも特別なシャンパン「ローラン・ペリエ アレクサンドラ ロゼ」について、こだわりの製法や初披露時のエピソードを紹介する。

特別な年にしかつくれないロゼ

フランス・シャンパーニュ地方では、それぞれ別に醸造した赤ワインと白ワインをブレンドしてロゼをつくる、アッサンブラージュ法が主流だ。一方、ローラン・ペリエでは、ロゼシャンパンのベースをつくる際、ピノ・ノワールを100%使用してマセラシオン法で醸造している。マセラシオン法は、通常のロゼワインと同様に1次発酵でつくった後、そのロゼワインを2次発酵させるため、色合いを安定させるのが難しいといわれている。

アレクサンドラ氏の名を冠したシャンパンが初めてつくられたのは、1982年のこと。この年の収穫期、グランクリュのピノ・ノワールとシャルドネが同時に成熟を迎えた。これは、シャンパーニュ地方ではとても珍しいことだという。

この時、アレクサンドラ氏の父で先代のベルナール ドゥ ノナンクール氏は、ピノ・ノワールのマセラシオンの際、シャルドネを20%ほど加えることを思いついた。ピノ・ノワールが持つ赤い果実のようなフレッシュさと切れ味の良いシャルドネの骨格が融合することで、長期熟成に耐えられるロゼシャンパン「ローラン・ペリエ アレクサンドラ ロゼ」が生まれた。

以降、「ローラン・ペリエ アレクサンドラ ロゼ」は、ピノ・ノワールとシャルドネが同時に成熟した年のみつくられ、醸造から10年ほど熟成させた後にリリースされる、希少なシャンパンとなった。そのため、最初のヴィンテージとなった1982年からこれまでに存在するのは、10ヴィンテージのみとなっている。

花嫁の父がスピーチの代わりに贈った初ヴィンテージ

フランスの結婚式では、花嫁の父がスピーチをする習わしがあるという。1987年にアレクサンドラ氏が結婚する際、父のベルナール氏は、スピーチの代わりに娘の名前を付けた「ローラン・ペリエ アレクサンドラ ロゼ」の初ヴィンテージを贈ることで、娘を送り出す父親の気持ちを表した。

贈られたロゼを味わったアレクサンドラ氏は、父の思いとロゼの素晴らしい味わい、シャンパンづくりにかける父の情熱に胸を打たれ、ローラン・ペリエで父と共に働くことを決意したという。

「ローラン・ペリエ アレクサンドラ ロゼ」の新ヴィンテージ

2023年12月には、その「ローラン・ペリエ アレクサンドラ ロゼ」の2012ヴィンテージがサントリーより発売される。

2012年は、冬季の霜や春の雹(ひょう)、カビなどの影響で収穫量は少なかったものの、夏の日照と乾燥でぶどうは素晴らしい出来となった。実は、2012年はローラン・ペリエの創立200年に当たる。その記念の年に、グランクリュのピノ・ノワールとシャルドネが同時期に成熟する珍しい年が重なって生まれたのが、「ローラン・ペリエ アレクサンドラ ロゼ2012」だ。10年余りの熟成を経て、リリースを迎えることとなった。

花嫁の父が贈った特別な年のシャンパン「アレクサンドラ ロゼ」 ――サントリー「ローラン・ペリエ」ブランドセミナー(後編)

◆ローラン・ペリエ アレクサンドラ ロゼ2012
ぶどう品種:ピノ・ノワール 約80%、シャルドネ 約20%(いずれもグランクリュ)
タイプ:ロゼ、辛口
価格:オープン価格

ブラッドオレンジのような色合いが美しく、細やかな泡が長く立ちのぼる。赤い果実の香りに、アプリコットやオレンジのほろ苦さが感じられる豊かな味わい。

シャンパンの熟成を楽しもう

アレクサンドラ氏は、時々「シャンパンは、熟成しないのでしょう?」と問われることがあるそうだ。その答えは、「人と同じで、年を重ねた良さが出てきます」。

10年熟成した2012ヴィンテージの色合いやフレッシュさは、「ローラン・ペリエ アレクサンドラ ロゼ」が長期熟成のポテンシャルを十分持っていることを証明している。また、今回のテイスティングでは、2012ヴィンテージと共に2004ヴィンテージを提供。約20年の熟成を経て、アレクサンドラ氏が「冬の夕日のよう」と表現した美しい色合いの、より奥深いシャンパンに進化していた。

花嫁の父が贈った特別な年のシャンパン「アレクサンドラ ロゼ」 ――サントリー「ローラン・ペリエ」ブランドセミナー(後編)

グランクリュのピノ・ノワールとシャルドネが同時に成熟を迎えた年にだけつくられ、長期熟成させたスペシャルな「ローラン・ペリエ アレクサンドラ ロゼ」。2023年12月に発売される新ヴィンテージをぜひ味わっていただきたい。

編集情報

この記事はWine Bazaar編集部が、公開情報・取材情報・商品情報を確認し、読者がワインを選びやすくなることを目的に作成しています。内容は必要に応じて更新します。

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著者 / 

ワインバザール編集部

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