コラム

CWI、「カリフォルニアワイン・ハウスパーティー」を開催 ~「カリフォルニアワイン・ハウスパーティー」レポート①

カリフォルニアワイン協会(CWI)は2024年9月9日、THINGS Aoyama Organic Garden(港区南青山)にて「カリフォルニアワイン・ハウスパーティー(California Wine House Party)」を開催した。9月9日はカリフォルニアがアメリカ合衆国に州として編入された日で、昨年より「カリフォルニアワインの日」として登録された。この日を祝して一般消費者が参加できるイベントを開催するのは、昨年に引き続き2回目となる。

入場料は3500円(税込)で、ワインチケット5枚とフードチケット6枚が付いてくる。当日は昨年を超える約200人が来場し、DJが盛り上げる音楽とともにカリフォルニアワインを楽しんだ。

同時開催された2つのセミナー

当日は、2つの有料セミナーが各2回開催された。1つは、カリフォルニアワイン協会公認リード・エデュケーターの山本香奈氏による解説とともに、プレミアムワインをグラスで楽しめるセミナーだ。

カリフォルニアワイン協会公認リード・エデュケーターの山本香奈氏

提供されたのは、「クルーズ・トラディション・ロゼ スパークリング・ワイン」「キスラー トレントン・ロードハウス シャルドネ 2021」「ザンダー・ソーレン “ルディオン” ピノ・ノワール 2020」「オーヴィッド レッド・ワイン ナパ・ヴァレー 2019」の4本。

同セミナーは、税込み総額が15万円を超えるプレミアムワインを飲み比べる貴重な機会となり、1回目は満席、2回目もほぼ満席となった。受講料は9800円(別途、先述の入場料が必要)。

2つ目は、フード&ワインスペシャリストの小枝絵麻氏による、カリフォルニアワインとフードペアリングワークショップだ。

Napa Valley Vintners駐日代表も務めるフード&ワインスペシャリストの小枝絵麻氏

家庭でも使えるペアリング方程式やブリッジ食材について体験するワークショップで、方程式の考え方やブリッジ食材でワインの印象がどう変わるのか、ブリッジ食材の基本的なアレンジ例について解説があった。

会場は驚きであふれ、トレイが置かれていたシートを資料として持ち帰る人の姿が目立った。受講料は1500円(別途、先述の入場料が必要)。

30種類を超えるカリフォルニアワインを提供

当日会場で提供されたワインは31種類。ワインのスタイルごとに泡、ロゼ、オレンジ、軽めの白、重めの白、軽めの赤、重めの赤、そして2024年のテーマ産地であるパソ・ロブレスと、ブースを分けて提供された。これらのワインはスタイルを問わず幅広いフードと合わせやすく、カリフォルニアワインと食との相性の良さが改めて実感できた。

今回のハウスパーティーは、カリフォルニアワイン協会がペアリングやワインとともに過ごす時間を大切にしていることが体感できる、素晴らしい時間だった。

会場で提供されたワインやペアリングワークショップのレポートについては、今後の記事で紹介していく。

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About the author /  鵜沢 シズカ
鵜沢 シズカ

J.S.A.ワインエキスパート。米フロリダ州で日本酒の販売に携わっている間に、浮気心で手を出したワインに魅了される。英語や販売・営業経験を活かしながら、ワインの魅力を伝えられたら幸せ