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サントリーは2024年11月21日、「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー 2024」など、5種の新酒ワインを発売した。
解禁日にボージョレ・ヌーボーを味わうことは、秋の楽しみとして日本でもすっかり定着してきた。サントリーが取り扱うジョルジュ・デュブッフのボージョレ・ヌーボーも、毎年多くの人が待ち望んでいるが、ジョルジュ・デュブッフの創業者ジョルジュ・デュブッフ氏こそが、ボージョレ・ヌーボーの魅力を世界に知らしめた立役者だ。“ボージョレ・ヌーボーがやってきた!”のキャッチコピーと共に、新酒を楽しむ文化を広めたジョルジュ氏は、“ボージョレの帝王”とも称されている。
ボージョレ・ヌーボーの条件
ボージョレ・ヌーボーは、毎年秋に出来上がる新酒というだけでなく、その名を名乗れる条件がフランスの法律で定められている。それは、「ボージョレ地区でその年に収穫したガメ種を使用し、マセラシオン・カルボニック(炭酸ガス浸漬法)でつくったワイン」であること。また、解禁日までは販売も禁じられている。
2024年の解禁日は11月21日!
解禁日は1950年代から何度か変更があったが、1985年に「11月の第3木曜日」に決定された。日付が決まっていないのは、その日が安息日の日曜日に当たった場合、ワインが販売できないためだ。
高品質なジョルジュ・デュブッフのボージョレ・ヌーボー
ジョルジュ・デュブッフのボージョレ・ヌーボーは、華やかな香りと味わいで世界的に高い評価を受けている。「トロフィー・リヨン・ボージョレ・ヌーヴォー(Trophée Lyon Beaujolais Nouveau)」が初開催された2002年以来、同コンクールで毎年賞を受賞。日本でもボージョレ・ヌーボーの売上No.1ブランドとして、高い人気を誇っている(※インテージSRI調べ(期間:2022年1月~2023年12月、全国SM/CVS/酒量販店/ホームセンター/ドラッグストア/一般酒店/業務用酒販店)。
ラベルデザインを刷新
ジョルジュ・デュブッフのボージョレ・ヌーボーといえば、色鮮やかな花々で彩られたラベルが印象的だが、2024年のワインラベルは、花々はそのままに水彩画風の優しい色味に刷新した。ボージョレ地区のぶどう畑に降り注ぐ暖かな日差しや、自然の明るさを表現したという。
2024年のラインアップを紹介
今回の記事では、2024年のラインアップのうち2品を紹介する。
ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー 2024
果実や花の豊かな香りに、フルーティーで軽やかな味わい。ボージョレ・ヌーボーらしい魅力が詰まった1本。
タイプ・味わい:赤・ライトボディ
産地:フランス・ボージョレ地区
格付け:ボージョレAOP
ぶどう品種:ガメ種
容量:750ml、375ml、3000ml
参考小売価格:2651円(税込、750ml)
ジョルジュ デュブッフ ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー 2024
「ボジョレー・ヴィラージュ」は、ボージョレ地区の中でも特に品質の良いぶどうが収穫できる北部の38村がある地区のこと。凝縮した果実感とブーケのような香りを特徴とし、味わいは濃く、滑らか。ラベルには、赤、白、青とフランス国旗の色の花が描かれている。
タイプ・味わい:赤・ライトボディ
産地:フランス・ボージョレ・ヴィラージュ地区
格付け:ボージョレ・ヴィラージュAOP
ぶどう品種:ガメ種
容量:750ml、375ml
参考小売価格:2937円(税込、750ml)
後編では、ロゼやオレンジワインの新酒と、最高峰のボージョレ・ヌーボー、解禁に合わせて開催されたイベントを紹介する。