コラム

オレンジワインのヌーボーもおすすめ! ――サントリーがオンラインテイスティングセミナーを開催③

2021年のボージョレ・ヌーボー解禁日である11月18日、サントリーワインインターナショナル(SWI)は、「ジョルジュ デュブッフ ボジョレーヌーヴォー オンラインテイスティングセミナー」を開催した。

セミナーでは、SWIが取り扱う「ジョルジュ デュブッフ」ブランドのボージョレ・ヌーボーについて、その魅力や2021年の出来、味わい、料理とのマリアージュなどが伝えられた。

本記事では、ジョルジュ デュブッフとSWIのおすすめ「ジョルジュ デュブッフ オレンジ ヌーヴォー 2021」の味わいや、ヌーボーをより楽しむためのSWIの取り組みについて紹介する。

ジョルジュ デュブッフ オレンジ ヌーヴォー 2021

「ジョルジュ デュブッフ オレンジ ヌーヴォー 2021」は、近年注目されているオレンジワインだ。白ぶどうを使用して、赤ワインのようにぶどうの皮や種を含めた果汁を発酵させる醸造法でつくられるため、白と赤、双方の良いところを味わえるワインとなっている。

注目の「ジョルジュ デュブッフ オレンジ ヌーヴォー2021」

ジョルジュ デュブッフの取締役アドリアン デュブッフ・ラコンブ氏は、ボージョレ・ヌーボーを世界に広めたジョルジュ デュブッフ氏の孫にあたる。アドリアン氏はこのオレンジワインについて、祖父がワインづくりで大切にしていた「革新と挑戦」の言葉を表したものだと語った。

「ジョルジュ デュブッフ オレンジ ヌーヴォー」は、2020年はシャルドネでつくったが、2021年ヴィンテージは、グルナッシュ・ブランとミュスカを用いている。これにより、フローラルでエレガントな香りとオレンジ、白桃を思わせる味わいやほろ苦さを持つ“進化した”オレンジワインに仕上がっている。なお、同ワインは新酒(ヌーボー)ではあるが、使用したぶどうがボージョレ地区のものではないため、「ボージョレ・ヌーボー」ではない。

【商品情報】
ジョルジュ デュブッフ オレンジ ヌーヴォー 2021
・ぶどう品種:グルナッシュ・ブラン、ミュスカ
・アルコール度数:12%
・参考小売価格(税込):3058円(750ml)、1606円(375ml)

2021年のオレンジ・ヌーボーに合わせる料理は?

アドリアン氏のおすすめは、オレンジと焼いた鶏肉料理。スパイスの効いた料理や甘辛い料理にも合うという。SWIシニアソムリエの柳原亮氏もスパイシーな料理が合うとして、ツナと卵を載せたボリュームのあるサラダやパッタイ、春巻き、鶏肉のから揚げ(コリアンダー風味)を挙げていた。

ヌーボーをさらに楽しむために

「ボージョレ・ヌーボーに興味はあるけど、どう楽しんだらいいの?」

SWIでは、そういった人、特に若年層に向けて、ボージョレ・ヌーボーやヌーボーをより楽しんでもらうための、さまざまな取り組みをしている。

バーチャル社員“山鳥水生”

SWI輸入・カジュアルワイン事業部のチョウ アンジ氏によると、ボージョレを飲むのは50代、60代が多いという。そこで20代、30代に向けてワインやボージョレ・ヌーボーの魅力を発信すべく、同社は2020年からバーチャル社員「山鳥水生(やまとりみずき)」の活動を開始した。

サントリーバーチャル社員「山鳥水生」

山鳥水生は、若年層に利用者が多いInstagramやTikTokに、グルメ系動画を投稿したり、コメント欄で視聴者とコミュニケーションを取ったりしている。2021年のボージョレ関連動画では「ボジョレーヌーボー解禁日なので先輩(チョウ アンジ氏)に突撃して質問してみました」「2021年11月18日 ボジョレー解禁日におうちBARやってみたらエモすぎた」をアップしている。

YouTubeでオンラインイベント開催

また、昨年に続いて2021年もYouTubeのライブ配信でボージョレ・ヌーボーを楽しむ「オンラインボジョパ」を開催。解禁日である11月18日~20日の3日間、タレントの山里亮太氏や料理家のぐっち夫妻によるライブ配信が行われた。

SWIでは、「ボジョレー ヌーヴォー」「オレンジ ヌーヴォー」の他にも、ワンランク上の「ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー」や「ボジョレー ロゼ ヌーヴォー」 など、ジョルジュ デュブッフの2021年ヌーボー10種を取り扱っている。ぜひ、秋の味覚と共に、今年の新酒を楽しく味わってほしい。

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