コラム

2021年のボージョレ・ヌーボーの味わいは? ――サントリーがオンラインテイスティングセミナーを開催②

2021年のボージョレ・ヌーボー解禁日である11月18日、サントリーワインインターナショナル(SWI)は、「ジョルジュ デュブッフ ボジョレーヌーヴォー オンラインテイスティングセミナー」を開催した。

セミナーでは、SWIが取り扱う「ジョルジュ デュブッフ」ブランドのボージョレ・ヌーボーについて、その魅力や2021年の出来、味わい、料理とのマリアージュなどが伝えられた。

本記事では、ジョルジュ デュブッフの2021年ボージョレ・ヌーボーの出来や味わいについて紹介する。

2021年ボージョレ・ヌーボーの出来は?

同セミナーの開始時、フランスは朝の7時。ジョルジュ デュブッフの取締役アドリアン デュブッフ・ラコンブ氏は、早朝からセミナー参加者に向けて、2021年のボージョレ・ヌーボーの出来について語ってくれた。

ジョルジュ デュブッフの取締役アドリアン デュブッフ・ラコンブ氏

2021年のボージョレ地区は、春先の天候が不安定だった。また、4月の霜害でぶどうのつぼみが減ってしまい、6月にはひょうが降ってぶどうへのダメージが懸念されたが、その後無事に開花し、7月には実を付けた。つぼみが減った分、ぶどう農家と連携して例年に増してぶどうを丁寧に育てたという。収穫は例年より3週間ほど遅い9月中旬で、糖分と酸味のバランスが取れた素晴らしいぶどうが収穫できたとのこと。

ジョルジュ デュブッフでは、ぶどうを全て手摘みで収穫するため、品質の良いぶどうを集めることができる。トラックのコンテナで運ばれたぶどうは2回目の選果を経て、さらに高品質のものだけが選ばれ、醸造される。

ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー 2021

ジョルジュ デュブッフの定番品「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー」。2021年ヴィンテージは、採れたてのイチゴやチェリーにそのままかじりついたような味わいとフレッシュな香りが特徴だ。

定番の「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー2021」

【商品情報】
ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー 2021
・ぶどう品種:ガメイ
・アルコール度数:12.5%
・参考小売価格(税込):2728円(750ml)、1430円(375ml)

2021年のボージョレ・ヌーボーに合わせる料理は?

アドリアン氏は普段、ボージョレ・ヌーボーとソーセージやサラミ、チーズを合わせて楽しんでおり、温かいブリオッシュにも合うという。

SWIシニアソムリエの柳原亮氏によると、2021年ヴィンテージは爽やかでフレッシュな酸味があり、食事に合わせることでよりおいしさを生かせるという。おすすめ料理として、豚肉のロースト、さんまのトマト煮込み、ラザニア、豚肉の生姜焼き(赤ワインソース)を挙げてくれた。

次の記事では、ジョルジュ デュブッフとSWIのおすすめヌーボー「ジョルジュ デュブッフ オレンジ ヌーヴォー 2021」と、ヌーボーをより楽しむためのSWIの取り組みを紹介する。

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