ワインのテイスティングのときなど、色を見てそのワインの個性が分かれば余計に楽しく思えるようになるだろう。
色の違いから、どのようなワインの個性が分かるのだろうか。海外のワイン情報サイト「Wine Folly」が公開したインフォグラフィックを参考にチェックしていこう。
赤ワインの色の特徴5パターン
ライトボディ
ぶどう品種:ピノ・ノワール、ガメイなど
他のワインと比べて色合いが淡く、明るい赤紫色で、透明感がある。傾けると液面の縁は広く、色がさらに淡い。渋みは弱く、酸味は高めの傾向がある。
ミディアムボディ
ぶどう品種:カベルネ・フラン、メルロー、テンプラニーリョ
傾けた時の液面の縁は、やや色合いが薄くて透明度があるが、中心部の色合いは濃いルビー色。渋みや酸味は中程度の傾向だ。
フルボディ
ぶどう品種:シラー、カベルネ・ソーヴィニヨン
不透明な濃いガーネット色のワイン。傾けたときの液面の縁も狭い。渋みが強く、酸味は低めの傾向がある。
若い赤ワイン
色合いはさまざまで透明感はなく、傾けたときの液面の縁も狭い。渋みが強く、フルーティな香りや酸味が豊かなワイン。
熟成した赤ワイン
透明感があり、傾けると液面の縁は淡いオレンジ色で広い。全体的にくすんだような落ち着いた色味をしている。苦味や酸味が弱く、スパイシーな味わいがするワインだ。
白ワインの色の特徴5パターン
ライトボディ
ぶどう品種:熟成させていないシャルドネ、ドライ・リースリング、ピノ・グリ
淡いレモンイエローで、銀色の輝きが特徴。グラスを傾けたときの液面は緑がかっている。強い酸味がある。
ミディアムボディ
ぶどう品種:ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング、マスカット
プラチナの輝きを持った淡い麦わら色のワイン。中程度の酸味が特徴。
フルボディ
ぶどう品種:シャルドネ、ピノ・グリ
濃く落ち着いた黄金色のワインで、グラスを傾けたときの液面はオレンジがかっている。酸味が低く、しっかりとしたコクがある。赤ワイン向けの料理にも合う。
若い白ワイン
レモンイエローの輝きを持ったワイン。グラスを傾けた時の液面は緑がかった黄色。しっかりとした酸味と新鮮味があり、最もポピュラーな白ワインだ。
熟成した白ワイン
くすんであせた茶色がかった黄色で、グラスを傾けたときの液面は茶色がかったオレンジになる。フルボディや甘口のワインが主に熟成される。酸味はあまりなく、ナッツの香りが生じている。