キリンジは2020年9月18日、“ヴィンヤードに泊まる”をコンセプトにした「余市ヴィンヤードグランピング」をオープンした。北海道余市町は日本でも有数のワイン産地で、同施設は地域のワインツーリズムの起点、宿泊客の受け皿としての役割を果たすことを目指すという。
余市町は、道内でも随一の生産量を誇るワイン醸造用ヴィンヤードがあり、「北のフルーツ王国よいちワイン特区」の認定を受けている。多くのぶどう畑やワイナリーが存在するが、小規模な施設が多く、ワイナリー見学やテイスティングなどのワインツーリズムを受け入れる体制が整っていなかった。
新たにオープンした余市ヴィンヤードグランピングは、ワインツーリズムを絡めた大型施設で、“ぶどう畑に泊まる、ヴィンヤードグランピング”をコンセプトとしている。ヴィンヤードやワイナリーが並ぶ登地区の丘陵地帯の一角、約9000本のピノ・ノワールを栽培する「ドメーヌタカヒコ」の麓に位置し、約1万平米の敷地と宿泊用のテント20棟を有する。
宿泊料金は、平日の素泊まりでテント1棟1万6500円から。周辺をぶどう畑に囲まれた豊かな自然の中で、地元の食材を使ったバーベキューとともに、余市のワインを味わうのもおすすめだ。また今後、地元ワイナリーとコラボしたオリジナルワインの生産・販売なども企画しているという。
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ハイレベルなワイナリーが集積する北海道余市町で、ワインツーリズムを絡めた宿泊を。「ヴィンヤードに泊まる」をコンセプトとした大型グランピング施設が9/18にグランドオープン。