世界最年少のマスター・ソムリエである高松亨氏は、地域おこし協力隊員として、2021年5月1日より北海道余市町で活動を開始した。
総務省が実施する地域おこし協力隊制度は、人口減少や高齢化などが進む地域の活性化・強化に向けて、地場産品の開発や販売、PRなどを実施し、地域の支援活動に従事する。
今回、地域おこし協力隊員として活動する高松氏は、イギリスのソムリエ資格認定機関で最上位資格となる「マスター・ソムリエ」を日本人で初めて取得した人物。15歳からバリスタとして活躍するなど、その確かな知識と実力をもとに、余市町産ワインの生産強化および産業振興のため、デンマークの世界的レストラン『noma(ノーマ)』のワインリストに掲載されている「ドメーヌタカヒコ」にてワイン産業支援員として活動する。
活動に先立ち、高松氏は「余市町のワイン産業全体の発展につながる事業を推進していきたい」と意気込みを語った。
また、余市町の齊藤啓輔町長も、「余市町産ワインの持つポテンシャルを町内外に広げるため、ワインのアンバサダーとして、さまざまなイベントやPRのため多方面で活躍してもらいたい」と期待を寄せている。