ふぁんドリは2021年6月11日、岩手県花巻市のアールペイザンワイナリーが、耕作放棄地で栽培したリンゴでつくるクラフトシードルのクラウドファンディングプロジェクトを開始したと発表した。
同社が運営する「ふぁんドリ」は、クラフトドリンクのためのクラウドファンディングプラットフォームとなる。ワインやシードル、ビールなどに関するプロジェクトが複数展開されている。
アールペイザンワイナリーは、耕作放棄地を生かし、地域の価値を高めていきたいという思いから、2019年に設立されたワイナリーだ。2020年2月には、自社農園産のリンゴを使った「ポム・シュクレ2019」を初めてリリース。「第4回フジ・シードル・チャレンジ2020」で銀賞を受賞している。
高い評価を得ている「ポム・シュクレ2019」だが、食事とのペアリングを楽しんでほしいと、もともと飲食店中心の提供を予定していた。しかし、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、多くの飲食店が休業。販路が絶たれてしまったという。
今回のプロジェクトでは、ワイナリーの活動や醸造したシードル、ワインなどを知ってもらうため、「ポム・シュクレ2019」やロゼワイン「ロゼッタ・スパークル2020」を販売する。集めた支援金は、日本では珍しいプティマンサンというぶどう品種の苗木購入に使用する予定だ。
プロジェクトの目標金額は50万円で、同年8月29日まで支援を募集する。支援のコースは、「ポム・シュクレ2019」2本セットが3000円、「ポム・シュクレ2019」と「ロゼッタ・スパークル2020」各2本のセットが1万円(各税込)など複数用意している。
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