カンティーナ・リエゾーは2022年11月14日、アグリツーリズモの実現を目指し、クラウドファンディングを開始した。400万円を目標に、同年12月23日まで支援を募集している。
アグリツーリズモとは、イタリア語で農業を意味する「アグリクルトゥーラ」と、観光を意味する「ツーリズモ」を組み合わせた言葉となる。農村や農家に宿泊し、自然を体験したりすることで、その土地の魅力を味わう観光のことだ。
長野県高山村にあるカンティーナ・リエゾーは、オーナーの湯本康之氏が“家族で経営する小規模ワイナリー”を目指して立ち上げたワイナリー。2007年にぶどう栽培を開始した後、クラウドファンディングで支援を募り、2015年に小さな醸造所を建ててワインづくりをスタートした。
それから7年後となる今回、高山村でのアグリツーリズモを目標に、新たなプロジェクトを開始する。現在、カンティーナ・リエゾーには、ぶどう畑と醸造所はあるものの、ワインを販売するショップやテイスティングができる場所がない。そのため、アグリツーリズモ実現に向けた第1弾として、ワインショップやテイスティングが可能な施設を醸造所に併設して、設備の導入を目指すという。
プロジェクトへの支援は、3000円~50万円を用意する(各コースとも別途システム利用料が必要)。なお、一部のリターンに含まれる収穫・仕込み体験は、長野県が2023年より実施する「ワインな猫の手旅」にも含まれていないため、貴重な体験となる。