北海道余市町は2022年8月3日、東京・銀座の「リーデル銀座店」の一角に、「余市ワインツーリズム ポップアップコーナー」を開設した。同年3月に余市町とリーデル・ジャパンが締結した協定に基づく具体的な事業の1つとして設置されたもので、イベントなどを通じて“ワインの銘醸地・余市町”を発信していく。
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今後、同コーナーでは、余市町にある15のワイナリー(2022年8月3日現在)のワインや余市町産のぶどうを使ったワインを入れ替わりで展示販売する。また、ワインツーリズムに関するパンフレットの配布や、イベントの開催も予定している。
オープン当日にはセレモニーが開催され、余市町長の齊藤啓輔氏、リーデル・ジャパン代表取締役社長のウォルフガング・アンギャル氏、余市町ワイン大使を務めるお笑い芸人の髭男爵 ひぐち君などが参加。余市町産ワインの特徴や同町とリーデルとの包括連携協定締結の経緯、余市町のワイン戦略などについて語った。
また、余市産ワインの試飲や、余市町産の夏イチゴ「すずあかね」、余市町のワインを飲ませて育てるブランド豚「北島ワインポーク」の生ハムの試食も行われた。参加者からは、「優しい口当たりで、だしのような味わいが余市町のワインの特徴」「北の産地の特徴の伸びやかなワイン酸味と夏イチゴの酸味がよく合う」などの声が聞かれた。
余市町では、同コーナーを首都圏における「ワインと食の発信拠点」と位置付け、全国に向けてPRを行っていく。齊藤町長は、「銀座という東京の一等地で、余市町のワインをアピールできるスポットとして同コーナーに期待している」と語った。