つくばワイナリーは2023年5月30日、トラディショナル方式で仕上げたスパークリングワイン「SPARKLING BLANC(スパークリングブラン) 2021」「SPARKLING ROSE(スパークリングロゼ) 2021」をリリースした。同月より販売を開始している。
トラディショナル方式(Methode Traditionnelle)とは、ワインをボトルに詰めた後に糖と酵母を加えて密封し、瓶内2次発酵をさせてスパークリングワインに仕上げる手法だ。時間も手間もかかるが、きめ細かでクリーミーな泡ができ、独特の滑らかな味わいが生まれる。
今回発売した2種は、ボトルに詰めた後、1年かけて瓶内2次発酵をしている。白の「SPARKLING BLANC 2021」は、リースリングとヤマブドウを交配させた北天の雫を使用。かんきつ系の香りと花の蜜のような香りが、清涼感あるクリーンな雰囲気を醸し出している。後味に感じるかすかな苦みから、和食の魚料理などと相性が良い。6~7℃に冷やして飲むのがおすすめだ。
「SPARKLING ROSE 2021」は、つくばワイナリーのメイン品種である富士の夢を使用したロゼのスパークリングワイン。ハイビスカスを想起させる鮮やかなピンク色、ほのかに甘く爽やかな赤果実を思わせる香りが特徴で、ボタニカルの花らしさと大地の要素が混ざり合い、複雑さを与えている。茨城名産のローズポークのステーキのような、脂の甘さを感じられる料理によく合う。
価格はいずれも5280円(税込)。つくばワイナリーのみでの販売となる。
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伝統的な瓶内二次発酵が生み出す きめ細かな泡と爽やかな酸味。 つくばワイナリーのスパークリング、販売スタート。