レア・シャンパーニュは2023年7月10日、14番目のミレジメ「Rare Rosé Millésime 2014」を発表した。
レア・シャンパーニュの歴史は、1785年にパイパー・エドシックの創業者であるフロランス=ルイ・エドシックが、当時のフランス王妃マリー・アントワネットに初めて対面し、キュヴェを献上したことに始まる。エドシック氏は後に、「王妃にふさわしいキュヴェが欲しかった!」と記したという。
それから200年後の1985年に、最初のミレジメ「Rare Millésime 1976」が披露された。以来、レア・シャンパーニュが発表したヴィンテージは14種類のみで、全て限定シリーズとなっている。
ロゼとしては4番目となる「Rare Rosé Millésime 2014」は、香水のような洗練された女性的な香りを特徴とし、その中心にあるバラの香りが優雅に際立つ。同社の「Rosé Millésime」には、全て王妃マリー・アントワネットが愛した花が使用されており、洗練された重厚な調和のブーケを生み出している。
濃密でやや銅色がかった印象的な外観で、複数の香りに驚かされる。そのスタイルは、ロゼで最初のヴィンテージとなった「Rare Rosé Millésime 2007」に近いと、同社のチーフワインメーカーEmilien Boutillat氏は語る。
ボトルは、パリの宝石商アルテュス・ベルトランがデザインした、勝利のぶどうの樹を表現した黄金のティアラで飾られている。同年初夏に発売予定で、希望小売価格は450ユーロ(約7万円)となっている。