ブルゴーニュワイン委員会は2023年7月27日、公募展「When Pure Chablis meets Art シャブリワインアートアワード」の受賞作品を発表した。グランプリには、谷本めい氏の「息吹」が選ばれている。
シャブリワインは、フランス・ブルゴーニュ地方のシャブリ地区でつくられる白ワインで、澄んだ味わいとミネラル感を特徴とする。「When Pure Chablis meets Art シャブリワインアートアワード」は、シャブリ地区でつくられたワインをアートで表現するというコンセプトの公募展で、応募作品の中には、シャブリワインのミネラル感を表現するために、鉱物のような硬質な素材を採用している作品が散見された。
これまでドイツとベルギーで行われてきたが、今回初めて日本で開催。48作品の応募があり、うち10作品が1次選考を通過し、同年6月19日の選考会でグランプリ作品が決定した。グランプリは谷本めい氏の「息吹」、準グランプリはSAYAKA ASAI氏の「ESPRIT DE CHABLIS」とURBAN KNIT氏の「PURENESS」が受賞した。
審査を務めたのは、山仁酒店の代表取締役でマスター・オブ・ワイン(Master of Wine:MW)の資格を持つ大橋健一氏、Web版『美術手帖』編集長の橋爪勇介氏、STUDIO BYCOLOR代表でデザイナーの秋山かおり氏、シャブリワイン委員会会長のポール・エスピタリエ氏の4人だ。シャブリの味わいをどう表現するか、テーマをどう解釈するかなど、さまざまな観点から審査が行われた。