千曲川ワインバレー特区連絡協議会は2023年9月9日、しなの鉄道で「ワインフェスタin観光列車『ろくもん』」を開催すると発表した。列車内でワインが楽しめるイベントで、5つのワイナリーが参加する。
長野県は、日本でも有数のぶどう産地、そしてワインの名醸地として知られている。2013年に千曲川(信濃川)流域を中心とした 「信州ワインバレー構想」が発表され、長野県産ワインは日々存在感を強めている。
信州ワインバレーは4つのバレーから構成されており、そのうちの1つが千曲川流域のワイン産地「千曲川ワインバレー」となる。降水量が少なく日照時間が長い、ぶどう栽培に適した土地で、メルローやシャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワールなどが盛んに栽培されている。
今回開催されるのは、千曲川ワインバレーのワインが列車の中で楽しめるワインイベントだ。しなの鉄道の観光列車「ろくもん」を利用し、通常は定期運行便のみ乗車可能な列車内でワインを味わうことができる。
参加するのは、小諸市のテールドシエル、東御市のヴィラデストガーデンファームアンドワイナリー、上田市のシャトー・メルシャン椀子ワイナリー、坂城町の坂城葡萄酒醸造、千曲市のイルフェボーの5ワイナリー。しなの鉄道の軽井沢駅、田中駅、戸倉駅にそれぞれ40分~1時間ほど停車し、JSA認定ソムリエの説明を聞きながら、千曲川ワインバレーのワインを飲み比べできる。
開催日時は2023年10月28日の12~17時を予定しており、観光列車「ろくもん」が各駅に停車中に入場できる。入場料は前売り600円、当日700円で、いずれもワンドリンク込みの料金となっている。