ソムリエは2023年12月27日、限定ワイン「クラロスクーロ マルベック リミテッド・エディション”EARTH”」を発売した。日本とアルゼンチンの外交樹立125周年を記念したもので、ラベルにはデザインコンテストで最優秀賞を受賞した作品を採用している。
アルゼンチンは、隣接するチリと並ぶワイン生産国で、ぶどうに適した風土を生かしてワインづくりを行っている。湿度が低く日照時間が長いため、農薬などに頼らず質の高いぶどうを収穫できる。近年はサステナブルへの取り組みを推し進め、その品質の高さから関心を集めている産地の1つだ。
日本とアルゼンチンは、1898年に結ばれた日亜修好通商航海条約により外交関係がスタートした。一時、国交が断絶した期間もあったものの、現在は国交が回復し、2018年には120周年の記念行事が開催された。2023年には外交樹立125周年を迎え、それを記念する産学官連携プロジェクトの一環として「クラロスクーロ マルベック リミテッド・エディション”EARTH”」が生み出された。
ワインを手掛けたのは、アルゼンチンのメンドーザを拠点とするクラロスクーロ・ワイナリー。ワイナリーを代表する「クラロスクーロ・マルベック」の2023ヴィンテージとなり、黒い果実や香辛料、オーク樽の香りが楽しめる、しっかりとしたボディの赤ワインに仕上がっている。
同ワイナリーは芸術とワインを融合させた“アートワイナリー”を理想とし、ヴィンテージごとにアルゼンチン出身のアーティストが描いた作品をラベルに採用している。今回の記念ワインでは、駐日アルゼンチン共和国大使館と女子美術大学が共同でコンテストを実施。同大学に在学中の鵜原百花氏の作品「大地」が最優秀賞を受賞し、ラベルデザインに採用された。
「クラロスクーロ マルベック リミテッド・エディション”EARTH”」は、日本でまず販売を開始。アルゼンチンを含む世界各国での販売は、2024年からを予定している。