2024年03月

シャサーニュ・モンラッシェの名手がつくるアフリカワイン「トピアリー」4種を発売

都光は2024年2月20日、フランス・ブルゴーニュに位置するシャサーニュ・モンラッシェのドメーヌ、フィリップ・コランが手がけた南アフリカワイン「トピアリー」を発売した。

フィリップ・コランは、ミシェル・コラン氏の息子フィリップ・コラン氏が2003年に設立したドメーヌ。ミシェル氏は、シャサーニュ・モンラッシェの最高のつくり手の1人と言われ、同氏がミシェル・コラン・ドレジェを引退したのを機に、フィリップ氏が独立してドメーヌを立ち上げた。ミシェル・コラン・ドレジェの醸造施設や畑を引き継いだ直系の後継ドメーヌとして、父親の教えを継承しつつ、樽香に支配されすぎないエレガントなスタイルのワインを生み出している。

今や”シャサーニュ・モンラッシェの名手”とも称されるフィリップ氏が、南アフリカ・フランシュックで手がけるのが「トピアリー」だ。2005年に設立されたワイナリーで、2014年からフィリップ氏が運営している。南アフリカはブルゴーニュと季節が真逆になるため、フィリップ氏は年2回ワインを仕込めるようになり、全く異なる環境での経験をフィードバックしながら、円熟味のあるワインをリリースしている。

今回発売した「トピアリー バイ フィリップ・コラン シラー」は、早朝に手摘みしたシラーを3日間低温浸漬し、発酵後にフレンチオークで12カ月熟成させた。豊かな酸があり、フレッシュでジューシーな冷涼地域のシラーらしいワインだ。カベルネ・ソーヴィニヨン100%の「同 カベルネ・ソーヴィニヨン」は、野生酵母を使用してオープントップのタンクで発酵した後、フレンチオークで熟成させている。熟した黒い果実とスパイス、杉やタバコ、メントールのニュアンスが感じられる。

「トピアリー バイ フィリップ・コラン イノセンス」は、手摘みしたカベルネ・ソーヴィニヨンとシラーを3日間低温浸漬し、発酵後にフレンチオークで12カ月熟成した上級キュヴェだ。熟したチェリーやプラム、シラーを思わせるスパイス、スミレのアロマ、細やかな酸と滑らかな酸を感じられる。「同 シャルドネ」は、早朝に手摘みしたシャルドネを野生酵母を使ってステンレスタンクで発酵した後、白品種専用のフレンチオーク樽で12カ月熟成している。熟したモモやナシ、バター、ほのかなオークの香りに加え、トーストのニュアンスが厚みを与えている。鋭い酸があり、緊張感のあるブルゴーニュスタイルが印象的だ。

希望小売価格(税別)は、「トピアリー バイ フィリップ・コラン シラー」「同 カベルネ・ソーヴィニヨン」が各3000円「同 イノセンス」は3600円、「同 シャルドネ」は5000円となる。

<関連リンク>
シャサーニュ・モンラッシェの名手、フィリップ・コランが手掛ける南アフリカワイン『トピアリー』を2024年2月20日(火)より日本国内正規代理店として販売開始いたします。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
About the author /  tomo

量販店の販売員、製造メーカーの設計部を経て、フリーライターに転身。ゆっくりお酒を飲みながら愛猫と戯れる夜のひと時に幸せを感じている。