モンテ物産は2024年2月22日、イタリアの自然派ワイナリー、テヌータ・フォルナーチェのワイン5種を発売したと発表した。同月上旬より、販売を開始している。
テヌータ・フォルナーチェは、”あるがまま=自然”のワインづくりにこだわり、徹底したビオディナミ農法でぶどうを栽培している。6代目当主となるアンドレア・ロッシ氏は、醸造過程で清澄やフィルタリング、酸化防止剤添加、温度管理などの人為的介入をせず、ぶどうそのものが生み出すテロワールの表現を大切にしている。
2022年には、自然派ワインのつくり手が集まる組合「トリプルA」に参加。同組合には、ぶどう栽培に化学肥料を使わないこと、完熟した果実のみを収穫すること、醸造過程で温度管理以外の物理的・化学的介入をしないことなど、多くの規定を満たす約17カ国100社の厳選されたワイナリーのみが参画している。
今回発売した5種のうち、「ブッリチーネ」はピノ・ネーロ、モスカート・セッコを使用した微発泡のナチュラルワイン。清澄・ろ過をしないためやや濁りがあるが、生き生きとして柔らかく、クリーンな酸味と適度な残糖のバランスがよい。アルコールは低めで、ワイン初心者にも親しみやすい1本だ。
白ワインの「セッテナーニ」は、リースリングなどを使用した芳醇で持続性のある味わいで、バランスのとれた酸を感じられる。「トゥットソーレ」は、モスカート・セッコを使用しており、完熟したフルーツの豊かな香りと長い余韻が楽しめる。「タンタローバ」は、コルテーゼ、ティモラッソを使用した豊かで複雑味のある味わいを特徴とする。
赤ワインの「ペパリーノ」は、ピノ・ネーロを使用。繊細でデリケートな味わいながら、黒コショウのようなスパイシーなアロマもあり、さまざまな表情が楽しめる。
価格(税込)は、「ブッリチーネ」「ペパリーノ」が各4336円、「セッテナーニ」が4387円、「トゥットソーレ」が4852円、「タンタローバ」が4995円。ラベルには、ロッシ氏の子どもが描いた絵がそれぞれのワインのイメージに合わせて使われており、裏ラベルにその絵にちなんだストーリーを記載している。
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テロワールをストレートに表現したイタリアの自然派ワイナリー 「テヌータ・フォルナーチェ」のワイン5種を2月上旬から発売