都光は2024年4月30日、コート・ド・ボーヌの銘村ラドワでつくるワイン「ミッシェル・マラール」の2021ヴィンテージを発売した。グラン・クリュ(特級畑)のコルトンなど、4種を提供する。
ミッシェル・マラールは、フランス・ブルゴーニュ地方のコート・ド・ボーヌとコート・ド・ニュイが交差するラドワ・セリニィ村(ラドワ)で、5世代続く家族経営のドメーヌだ。醸造を担当するミッシェル氏は、メドック格付け第1級のシャトー・ラトゥールの支配人フレデリック・アンジェラ氏が手がける、ドメーヌ・デュージェニーでも醸造責任者を務めている。2006年に設立されたドメーヌ・デュージェニーを瞬く間にトップドメーヌへと押し上げた確かな手腕を持ち、その実力を実家のミッシェル・マラールでも発揮している。
ラドワは、コート・ド・ボーヌの最北端に位置するコルトンの丘の麓にある。コルトンは、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)が2009年に進出したことで有名になったが、ミッシェル・マラールはDRCの「コルトン」に使われる区画「コルトン レ・ルナルド」を所有している。つまり、DRCが惚れ込んだ土地で、シャトー・ラトゥールに認められた醸造家がつくる最高級のワインといえる。
今回発売した2021ヴィンテージは、2018年から続いた温暖なヴィンテージとは一線を画す、近年では最も涼しい年となった。ぶどうの生育期に霜や病害が襲い、歴史的な低収量を記録。しかし、試練を乗り越えて生み出されたワインは、繊細なストラクチャーと高いレベルの酸を持つ、古典的なブルゴーニュを思わせる素晴らしい仕上がりとなっている。
価格(税別)は、赤の「ミッシェル・マラール コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ 2021」が9500円、「同 ラドワ ル・クロ・ロワイエ 2021」が1万円、「同 コルトン グラン・クリュ レ・ルナルド 2021」が3万8000円、白の「同 コルトン・シャルルマーニュ グラン・クリュ 2021」が6万5000円。併せて、ドメーヌのセラーで熟成された“蔵出しワイン”として、「同 コルトン グラン・クリュ レ・ルナルド」の2017年を3万3000円、2013年と2011年を各3万2000円で提供する。
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ドメーヌ・デュージェニーの醸造長が手掛けるコルトン・グラン・クリュ「ミッシェル・マラール」の最新2021ヴィンテージを新発売いたします。