2025年03月

北海道余市町とジュヴレ・シャンベルタン村が親善都市協定を締結、ワイン産業を軸に交友推進

北海道余市町は2025年2月8日(フランス現地時間)、ジュヴレ・シャンベルタン村と親善都市協定を締結した。両地域の共通点となるワイン産業を軸に、文化・観光・経済分野での交流を推進し、地域の発展を目指す。

協定式の様子

余市町は、北海道で初めて「北のフルーツ王国よいちワイン特区」に認定された、日本を代表するワイン産地の1つだ。フランス・ブルゴーニュ地方に似た気候を生かし、良質なワイン用ぶどうやワインを生産している。

今回、余市町が親善都市協定を締結したジュヴレ・シャンベルタン村は、ブルゴーニュ地方でも特に格式の高いワイン産地となる。余市町ではこれまで約2年にわたり、ブルゴーニュ地方のワイン関係者と対話を重ね、持続可能で実務的な協定とするために検討を続けてきた。そうした過程を経て結ばれた同協定では、「ぶどう及びワイン産業の発展」「ガストロノミー及び食文化の促進」「農業・食産業の連携」「学術・イノベーション分野の協力」といった分野で互恵的な協力を実施していく。

ジュヴレ・シャンベルタン村で開催された締結式には、同村村長のクリストフ・ルカンド氏と余市町長の齊藤啓輔氏が出席。齊藤氏は、「この協定を契機に、ワイン生産技術の交流や観光・文化分野での連携を進め、両地域の発展につなげていきたい。また、日本とフランスのワイン産業の未来を見据え、相互に学び合いながら、新たな価値を創出していきたいと」と語った。

ジュヴレ・シャンベルタン村長 クリストフ・ルカンド氏(左)と余市町長 齊藤啓輔氏(右)

また、ルカンド氏も「今回の協定により、両地域のワイン生産者や研究者が連携し、さらなる発展を目指せることを確信している」とコメントしている。


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About the author /  tomo

量販店の販売員、製造メーカーの設計部を経て、フリーライターに転身。ゆっくりお酒を飲みながら愛猫と戯れる夜のひと時に幸せを感じている。