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白鶴酒造は2025年11月8日、マイクロブルワリー「HAKUTSURU SAKE CRAFT」で醸造した新作「HAKUTSURU SAKE CRAFT No.13」を白鶴酒造資料館(兵庫県)にて273本限定で発売する。神戸で収穫した赤ワイン用ぶどうのカベルネ・ソーヴィニヨンを使用。これまでにない“日本酒とワインの融合”を実現した意欲作だ。
日本酒とワインが出会う、神戸発の革新的なSAKE
HAKUTSURU SAKE CRAFT No.13は、白鶴錦を50%まで精米した純米大吟醸をベースに、神戸産カベルネ・ソーヴィニヨンを加えて醸造した。米以外の原料も使う“その他の醸造酒”規格のSAKEだ。
一般には入手困難なワイン用ぶどうを使用できた背景には、白鶴酒造が2024年12月より神戸市から「神戸ワイン」事業を継承したことがある。地域ブランドとの縁が、新たなSAKEを生み出すきっかけとなった。

レンゲ蜜のような甘味と鮮やかなラベンダーピンク
味わいは、レンゲ蜜のようなやわらかな甘味に、奥行きのある酸味とかすかな渋み。香りはカベルネ・ソーヴィニヨンの優雅なアロマと、トロピカルフルーツのような吟醸香が調和し、見た目はぶどう由来の鮮やかなラベンダーピンク色に仕上がっている。
杜氏は「ワインと日本酒のいいとこ取りをした絶妙なバランス。まだ誰も出会ったことのない味を創造するのが『サケクラフト』の使命」とコメントしている。
限定販売は白鶴酒造資料館でのみ
本商品は720mlで6600円(税込)。販売は白鶴酒造資料館(兵庫県神戸市東灘区住吉南町4-5-5)のみで、限定273本。開館時間は9時30分〜16時30分だ。
“サケクラフト”が描く未来 — 米から広がる無限の可能性 —
「HAKUTSURU SAKE CRAFT」は、2024年9月に白鶴酒造資料館内にオープンしたマイクロブルワリー。わずか37㎡の空間で洗米から瓶詰めまでの全工程を行い、訪れた人はガラス越しに醸造の様子を見学できる。杜氏と蔵人の2名が、米の新たな可能性を探りながら、これまでにないSAKEを創造している。

今後はオリジナル酵母やホップ、ジンジャーなどを用いた新商品、さらにはオーダーメイドSAKEや他業種とのコラボにも挑戦する予定だ。

商品情報
商品名:HAKUTSURU SAKE CRAFT No.13
発売日:2025年11月8日(土)
容量:720ml
小売価格:6600円(税込)
使用米:兵庫県産白鶴錦100%
使用ぶどう:神戸産カベルネ・ソーヴィニヨン
精米歩合:50%
アルコール分:12%
限定数量:273本
販売場所:白鶴酒造資料館(神戸市東灘区住吉南町4丁目5−5)