ワイン蒸留後に残ったぶどうの種で作られる“グレープシードオイル”。種に含まれている油分は13%ほどと非常に少ないことから、大変貴重なオイルとして知られている。
さらりとしており、匂いや味もついていないので、非常に使いやすいオイルだが、その効果・効能の高さでも注目されるようになっているようだ。
食べても塗ってもよい“グレープシードオイル”
“グレープシードオイル”には、オリーブオイルの2倍にも相当するビタミンEやポリフェノールが含まれている。期待される効果・効能としては、こんなものがある。
・血行を良くして若さを保つ
・抗酸化作用で若さを保つ
・血中のコレステロールを抑制
・動脈硬化の予防
・疲労回復
・認知症の軽減 etc.
また、ボディオイルとして使えば、皮膚を柔らかくして肌の中に水分や栄養分を留める効果があり、お肌にハリやみずみずしさを与えるという。
高いダイエット効果があることも判明
ワインの原料としても使われているミュスカの一種を使った実験で、スーパー・ビタミンEとも呼ばれている「トコトリエノール」や、中性脂肪の値を調整して悪玉コレステロールを減らす「不飽和脂肪酸」が、“グレープシードオイル”には豊富に含まれていることが判明した。
その結果から、新しくできる脂肪細胞を減らし、肥満を予防する効果があるのではないかと考えられている。
ワインを作った後に捨てられてきたぶどうの種。新しい使い道が広まることで、喜ぶワイナリーも多そうだ。