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うっかり服やソファなどにこぼしてしまったら、しばらく呆然としてしまう“赤ワイン”。染み抜きがしにくいものの代表格でもある赤ワインをこぼしたとき、どう対処したらいいのだろうか。
赤ワインのシミ対策ポイント1:すぐに応急処置
赤ワインのシミは、時間が経過すると酸化して茶色いシミを残す厄介な存在だ。できるだけ早く応急処置した方がいい。
お勧めの応急処置方法は次の3つだ。
すぐに水で洗い、台所用洗剤で汚れを落とす
外出先なら水で洗っておいて、帰宅したらシミの部分を水で濡らしてから台所用洗剤を歯ブラシなどに付けてなじませていこう。ゴシゴシこするのはNGだ。
塩を使う
まずはペーパータオルで軽く水気を拭き取ろう。それから、こぼしてしまった場所を覆うように塩をかけて揉みこむ。塩が渇いたら掃除機で吸い取ってしまおう。
携帯用のシミ取りを使う
外出先でよく食べ物のシミをつけてしまう人は、携帯用のシミ取りペンをバックに常備させてもいいだろう。ペンタイプで手軽にシミ対策ができる。他の人がシミを作ってしまった際に差し出せば、きっと感謝されることだろう。
赤ワインのシミ対策ポイント2:漂白処理をする
応急処置でシミが取り切れなかった場合には、ワイドハイターやブライトなどの液体酵素系漂白剤を歯ブラシなどに付けてシミになじませ、水でよく洗い流そう。
シミが大きい場合には、酵素系漂白剤に10分ほど漬けておいてもいい。
ただし、生地によっては漂白剤が使えないものがあるので、注意が必要だ。
赤ワインのシミ対策ポイント3:その日のうちに洗濯
対策法1~2で赤ワインのシミが取れた場合でも、家庭で洗濯できるものなら、その日のうちに選択しておいた方が無難だ。
赤ワインのシミ対策ポイント4:プロに頼む
1~3までやってもシミが落ち切らなかった場合や漂白剤などが使えない場合は、クリーニングのプロに託そう。プロの手に掛かれば、たいていはきれいになくなるはずだ。
番外編:白ワインで赤ワインのシミが取れる?
赤ワインのシミは白ワインで取れる――こんな話を聞いたことがある人もいるだろう。試したことがある人なら分かるかもしれないが、白ワインで洗い流すくらいなら、素早く水で洗い流す方がきれいになるし、何より白ワインを無駄にしないで済む。
重曹やクエン酸を使ってシミ抜きしようとしても、あまり効果は期待できない。重曹に至っては、アルカリの影響で青いシミになってしまうので要注意だ。
赤ワインのシミを作ってしまったときは、こうしたテクニックを使って、何とか目立たないように対処してほしい。