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買ってはみたものの、飲んでみたら好みではなかったり、飲み掛けのまま長く忘れてしまっていたり――。ワイン好きの家庭なら、キッチンの隅で眠っているそんなワインが1本くらいはあるのではないだろうか。
でも、そのまま捨ててしまうのは、実にもったいない。ワインは工夫次第で極上のディナーや前菜、デザートにも変身するのだ。
海外情報サイト「Lifehack」の記事 を参考に、ワインを上手においしく活用する方法をご紹介しよう。「飲む」だけでは分からないワインの新たな魅力に気づけるはずだ。
1.洋梨のコンポートを作ろう
洋梨のコンポートは、フランスならどの家庭でも親しまれているワインを使った伝統的なデザートだ。
赤ワイン or 白ワインに、水、砂糖、レモン、お好みでスパイスなどを加えて洋梨を煮るだけ。材料もレシピも簡単だ。
そのまま頂くのはもちろん、アイスクリームやホイップクリームを添えたり、パイやタルトに載せたりしてもおいしい。
固めの洋梨を使うのが上手に作るポイントだ。
2.サングリアのアイスキャンディーに変えよう
サングリアがあったら、ぜひ試してほしいのがアイスキャンディーだ。
サングリアを型に流し入れて冷凍庫で固めるだけで、暑い季節にぴったりのおしゃれなデザートが出来上がる。好みでフルーツを入れたり、シロップなどで甘みを足したりしてもおいしく仕上がってくれる。
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3. 洋食のソースのチョイ足しに
ワインが少しだけ残ってしまっても、捨てずに容器などに入れてとっておこう。
ほんの数滴でもソースやドレッシングに加えるだけで、コクや旨みがぐっと増す。華やかな香りを演出する名脇役になってくれる。
4.肉料理の極上ソースに
カベルネ・ソーヴィニヨンのような芳醇な風味と滑らかな舌触りが特徴のぶどう品種からつくった赤ワインにはタンニンが多く含まれる。
タンニンは、肉料理と非常に相性がいい。肉を焼いた後、同じフライパンを使ってソースを作る際に、タンニンの多い赤ワインを加えてみよう。
タンニンがフライパンに残った肉のたんぱく質と油に作用して、シェフ顔負けのリッチな赤ワイン・ソースが仕上がる。
5.ワインの香りを生かす
香りは食事の印象を決定づける重要な要素。ワインの香りはまさに、その重役を担ってくれる。
例えば、ピノ・ノワールはキノコの香りと相性抜群。キノコをソテーするときにピノ・ノワールを使ったワインを加えることで、料理とワインがマリアージュし、より芳醇な香りを楽しむことができる。
6.健康飲料として活用する
ワインはポリフェノールをはじめ、身体にうれしい成分を多く含んでいる。飲み過ぎなければ、副作用のない健康飲料として最適だ。
加熱するとアルコールが飛ぶので、アルコールが気になる方は前述したように果物を煮たり、肉料理のソースにしたりすると良いだろう。
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7.肉を柔らかくして、臭みを消す
牛の脇腹肉のような固い部位の肉は、ぜひワインでマリネしたり煮込んだりしてみよう。アルコールが肉の脂肪分を分解して、肉自体が驚くほど柔らかくなる。さらに臭みが消えて、コクや複雑さが加わるので、奥行きのある味わいへと変貌を遂げるのだ。
このようなワインのさまざまな活用方法を知っていると、普段の食事はもちろん、ホームパーティや急な来客のときでも、ワンランク上の演出ができるはず。放置したままになっているワインを、ぜひ上記のレシピで復活させてみてはいかがだろうか?