おいしいワインが飲みたい。しかもお金をかけずに――そんなワガママをかなえてくれる技術が開発されたという。
「水を15分でワインに変えてしまう」技術だというが、どんなものなのだろうか。
科学の力で高級ワインを再現
この技術を開発したのは、米サンフランシスコのアヴァ・ワイナリー。ワイナリーとは言っても、ぶどう畑を持っているわけではない。
科学技術を使ってワインの成分を分析し、ぶどうすら使わずにアミノ酸や酒石酸、砂糖、エタノール、そのほかの材料を組み合わせて、ワインの味わいを作り出すのだという。
この技術によってどんな高級ワインの味わいでも再現でき、格安で楽しむことができるというのだ。
高級ワインのレプリカに成功
アヴァ・ワイナリーではすでに1992年物のドンペリニヨンと、イタリアのモスカート・ダスティの再現に成功し、製造に向けて動き出している。
その他のワインについても、順次再現していきたいと考えており、リクエストを受け付け中だ。
ドンペリを1本50ドルで!
現在ドンペリニヨンのレプリカワインの予約を、1本50ドル(約5300円・米国内送料無料)で受け付けている。夏にも第1弾を発送予定とのことだ。
少々高いような気がするが、実際のドンペリニヨンが数万円することを考えると安いものだ。
ラベルには「ドンペリニヨン ヴィンテージ2265」と書かれており、未来派のワインであることをアピールしている。