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1本1000円と1本3000円のワイン、「ワイン自体」「ボトル、コルク、ラベル」などにかけている原価はどれくらい違う?
コラム

1本1000円と1本3000円のワイン、「ワイン自体」「ボトル、コルク、ラベル」などにかけている原価はどれくらい違う?

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発行者
株式会社バザール
編集
Wine Bazaar編集部
連絡先
お問い合わせ・プレスリリース送付

世界的に名が知られている高級ワインや、希少性の高いヴィンテージはおいしい。それはウソではないが、安くてもおいしいワインはたくさんある。一体、高いワインと安いワインの差はどこにあるのだろうか。

先日、「1000円のワインと2000円のワイン、何がどう違う?――価格から予想するワインの味わいと品質 」という記事をお届けしたが、今回はワインの価格がどうやって決まってくるのか、海外情報サイト「Wine Folly」のインフォグラフィックを参考にしながら、ワインの値段の秘密に迫ってみよう。

ワインの価格の違いはどこからくる?

一般的に、需要より供給が多いものは安くなり、反対なら高くなる。

また、手間暇掛けたワインはそれだけ値段にも反映される。それはワインの世界でも同じことだ。

具体的に、安いワインと高いワインの特徴としては、おおむね次のような点が挙げられる。

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安いワイン

✔大量生産されている
✔オーク樽での熟成期間が短い。またはオーク樽で熟成していない
✔ぶどうを機械で収穫している
✔よくある一般的な生産地のぶどうを使用している
✔数種類のぶどう品種がブレンドされている
✔砂糖が添加されている

高いワイン

✔少量生産のワイン
✔フランス製のオーク樽で長期熟成させている
✔ぶどうを手作業で収穫している
✔ワイン向きのぶどうが収穫できると定評のある生産地のぶどうを使用している
✔高品質な単一のぶどう品種でつくられている
✔砂糖の添加が少量。または添加されていない

Lights in the Winery

大企業が機械的に大量生産するより、小さなワイナリーが高品質のぶどうで丁寧にワインづくりをしている方が、価格が高くなるのはうなずける。

また、砂糖の添加(補糖)は、天候不良などが原因で十分熟していないぶどうや、糖分が低い品種に対し、アルコール成分を高めるために行われる。未熟なぶどうや糖分のバラつきがある品種を使うことが多い安ワインには、原料に「SUGAR」と表示されていることが結構あるようだ。

安いワインと高いワイン、その値段の内訳とは?

さて、ワインが商品として店頭に並ぶには、ワインそのものはもちろん、ボトルやコルク、ラベルなども必要だ。

ワイン自体とボトルやコルク、ラベルなどの値段が、安いワインと高いワインとでどれくらい違いがあるか、Winefollyのインフォグラフィックから見てみよう。

安いワイン(8ドル50セント)の内訳

1、ワイン自体:2ドル58セント
2、ボトル、コルク、ラベル:1ドル8セント
3、利幅:3ドル42セント

高いワイン(33ドル50セント)の内訳

1、ワイン自体:10ドル71セント
2、ボトル、コルク、ラベル:5ドル25セント
3、利幅:17ドル54セント

価格全体で見ると高いワインの方が3.9倍の値段になっているわけだが、ワイン自体には4.2倍、ボトル、コルク、ラベルなどには4.9倍の原価をかけていることになる。

6 years of Merlot

この内訳はあくまでも一例だが、1000円以内で買えるワイン、3000~5000円くらいの価格帯のワインの原価は、おおむねこれくらいが目安になるのだろう。

より高級な価格帯のワインが「ワイン自体」の項目に、どれくらいの原価を費やしてワインをつくり出しているのか気になるところだが、1000円以内で買えるワインと3000~5000円くらいの価格帯のワインを比べると、確かに金額に見合った中身になっているようだ。

編集情報

この記事はWine Bazaar編集部が、公開情報・取材情報・商品情報を確認し、読者がワインを選びやすくなることを目的に作成しています。内容は必要に応じて更新します。

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著者 / 

てるぬま りえ

2児の子育てライター。妊娠・授乳期のアルコール断ちもついに解禁し、最近では厳しい主婦目線で手ごろ&高品質なワインをあちこちで物色中。ワインの世界がさらに広がるようなコラムをご提案していきます。

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