2019年05月

南三陸ワインプロジェクト「DELAWARE SPARKLING 2017」「DELAWARE 2018」発売

南三陸ワイナリーは2019年4月17日、初ヴィンテージとなる「DELAWARE SPARKLING 2017」「DELAWARE 2018」を発売した。2017年にスタートした「南三陸ワインプロジェクト」初の商品で、仙台秋保醸造所(秋保ワイナリー)が醸造を担当した。

南三陸町は、宮城県の東北部に位置する、海に面した町だ。海岸部はリアス式海岸になっており、美しい景観を誇っている。近年、人口減少や少子高齢化などにより、さまざまな産業の低迷が課題となっている。

そんな南三陸町で、新たな産業を創り出そうと2017年にスタートしたのが、南三陸ワインプロジェクトだ。耕作放棄地を活用してぶどうを栽培し、そのぶどうから醸造したワインと地元食材のマリアージュにより、新たなブランドの創出を目指している。

今回、プロジェクト発足から3年目の年を迎え、初ヴィンテージとなる「DELAWARE SPARKLING 2017」「DELAWARE 2018」を発売。山形県産のぶどうを使用し、プロジェクトメンバーが研修中の秋保ワイナリーに委託醸造してつくり上げた。

「DELAWARE SPARKLING 2017」は、しっかりとしたボディと酸味が楽しめるスパークリングワインで、グレープフルーツのような柑橘系の香りが楽しめる。白ワインの「DELAWARE 2018」は、フレッシュな香りと爽やかな味わいに仕上がっている。価格はいずれも2500円(税別)。

同プロジェクトでは、今後、南三陸町で栽培したぶどうを使ったワインを醸造する予定だ。また、2021年までに、南三陸町内でのワイナリー設立と醸造を目指して活動を続けていく。

<関連リンク>
南三陸ワインプロジェクト初の商品化『DELAWARE SPARKLING 2017』『DELAWARE 2018』発売

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About the author /  NAGATA

カルチャー、音楽などを中心に執筆するフリーライター。大学院に在学し、インターネット文化を研究する傍ら、執筆に取り組んでいる。山梨県に在住している際に日本ワインの魅力にとりつかれる。