プランティオは2022年11月25日、東京・大手町ビル屋上のSkyLABで、「マイクロワイナリーと未来のワインを考えるトークセッション」を開催する。都内最大級のシェアリング農園のぶどう見学ツアーのほか、ソムリエが選んだワインや軽食も楽しめる。
今、世界的に「フードマイレージ」が注目を集めている。生産地から消費者の食卓に並ぶまでの輸送にかかった「重さ×距離」で表される指標で、この数字が大きくなればなるほど環境への負荷がかかっているというものだ。
食料品の輸入量が多い日本は、このフードマイレージが他国と比べて高い。そこで、“育てる場所”と“食べる場所”を限りなく近くするという取り組みが各所で行われ、東京などの大都市では「アーバンファーミング(マイクロファーミング)」と称して、ビルの屋上や公園のコミュニティ農園で野菜などが栽培されている。
ワインづくりにおいては、竹中工務店の技術支援を得て、三菱地所が大手町ビルヂングの屋上農園でぶどう栽培を開始。また、東京都江東区にある深川ワイナリー東京をはじめとするマイクロワイナリーが都内でワインを醸造するなど、都市部でも地産地消の取り組みが始まっている。
今回のトークセッションでは、深川ワイナリー東京と竹中工務店で都市農業の実証研究に取り組む蓑茂雄二郎氏、飲料メーカーのレシピ開発や商品監修、オリジナルワインの委託醸造・販売など各所で活躍するソムリエの齋藤久平氏の3人が登壇。「東京のワイン」を楽しみながら、ワインを取り巻く状況が目まぐるしく変化する中で、未来のワインがどうあるべきかをテーマにトークを展開する。
当日は、ぶどう栽培の様子を見学した後にトークセッションが行われ、その後、齋藤氏がセレクトした深川ワイナリー東京のワインと軽食を楽しめる。定員は30人で、参加費用は3000円(税込)となる。