コラム

シャルドネを知り尽くす、家族経営のワイナリー「ボデガ・ヴィネッセンス」 ~今チェックすべき、素晴らしいワイン生産者

2019年9月12日、ワインインポーターのオーレジャパンが、東京・銀座のホテルモントレ銀座でワイン試飲会を開催した。小規模から中規模のワイン生産者を訪問し、ワインの品質や味わい、つくり手の姿勢に共鳴したもののみを厳選して輸入するオーレジャパン。このシリーズでは、こだわって選び抜いたワインの中から、オーレジャパンが特におすすめする、素晴らしいつくり手をご紹介する。

ボデガ・ヴィネッセンス

スペインのアリカンテに位置する、家族経営の小さなワイナリー。海抜550~700mの丘の中腹にぶどう畑を所有し、低温樽熟成の技術を用いて、ぶどうの特徴を生かしたワインづくりに取り組んでいる。

サリノ

生産地:アリカンテ
品種:マルヴァジア
特徴:白ぶどう品種のマルヴァジアを100%使用。ジャスミンやオレンジの花の香り、フェンネル、アニスのニュアンスが感じられる。土壌に塩分が多く含まれることから、「サリノ(塩味の感じられる)」と名付けられた。フレッシュな味わいと心地よい酸味、後味には土壌からくる塩味が感じられる。
参考価格:2300円

エッセンス

生産地:アリカンテ
品種:シャルドネ
特徴:シャルドネを知り尽くしたワイナリーがつくる、濃密なワイン。シャルドネを低温発酵させ、果実味をぎゅっと閉じ込めた。また、シュールリー製法を用いており、フレッシュでエレガントな印象。しっかりとしたボディとの調和が素晴らしい。魚料理全般と相性が良く、寿司とも合わせて楽しみたい。
参考価格:2400円

スキャンダロ

生産地:アリカンテ
品種:モナストレル
特徴:土地の個性をよく表現してくれる、モナストレルを使用。赤果実や黒果実の香りに、バルサミコ、甘草のような香りが入り混じる。適度な重さの果実味と熟成感、しなやかなタンニンのバランスが良好。ビーフシチューなど、赤ワインを使った肉料理に合わせたい。
参考価格:1550円

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About the author /  Yayoi Ozawa
Yayoi Ozawa

フランス料理店経営ののち、ワインとグルメ、音楽を専門とするライターへ転身