コラム

新進気鋭のカヴァリ、1699年設立のデモーゲンゾン 〜注目度急上昇! 南アフリカの素晴らしいワインたち

近年、品質が急上昇し、注目を浴びている南アフリカワイン。その試飲会が、普段は結婚式場であるパラッツォ・ドゥカーレ麻布で、2019年10月9日に開催された。

そこで試飲したワインについてレポートするのが本連載企画。第9弾となる今回も、南アフリカの素晴らしいワイナリーとそのワインをご紹介する。

カヴァリ

ステレンボッシュのヘルダーバーグ山麓に位置する、馬とワインと料理に情熱を注いでいる気鋭のワイナリー。2008年に設立された新しいワイナリーだが、2009年の初リリースから金賞を連続受賞するなど、高い品質が評価されている。

カヴァリ ピンク・ポニー

生産地:ステレンボッシュ
品種:グルナッシュ
特徴:透明感のある洗練されたボトルが印象的なシリーズ「パッションズ・レンジ」のロゼ。サーモンピンクの美しい外観、グルナッシュの魅力を引き出した赤果実の香り、きれいな酸味を持つ。プロヴァンスのスタイルを踏襲し、軽やかな飲み心地に仕上げている。

カヴァリ ブラック・ビューティー

生産地:ステレンボッシュ
品種:シラー
特徴:同じく「パッションズ・レンジ」の赤は、ステレンボッシュで多く栽培されるシラーを使用。熟した赤果実のジューシーでジャミーな味わいが豊かに広がる。力強さと滑らかさを併せ持つワイン。

デモーゲンゾン

ステレンボッシュの名門ワイナリーで、設立は1699年までさかのぼる。音楽的なアプローチを採用し、ワイナリーには1年中、バロック音楽やクラシック音楽が流れている。数々のワインコンクールで受賞歴を誇り、高い評価を得ているワイナリーだ。

デモーゲンゾン リザーヴ・シュナンブラン

生産地:ステレンボッシュ
品種:シュナンブラン
特徴:シュナンブラン特有の、白い花、熟したアプリコットや洋ナシの豊かな香りに、はちみつやキャラメルといった芳醇なニュアンスが絡み合う。IWC 2017インターナショナル・シュナンブラン・トロフィー&金賞を3年連続で獲得、ワインアドヴォケイト2016で93点など数々の賞を受賞する、まさに「世界一のシュナンブラン」と呼べるワイン。

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About the author /  Yayoi Ozawa
Yayoi Ozawa

フランス料理店経営ののち、ワインとグルメ、音楽を専門とするライターへ転身