コラム

サントリーワイン2022年日本ワイン戦略説明会③ ――今秋、新ブランド4シリーズを発売

サントリーワインインターナショナル(SWI)は2022年6月8日、「2022年日本ワイン戦略説明会」を開催した。同年1月開催の記者会見で発表された事業方針の1つ「日本ワイン 大刷新」についての詳細が明らかになった。

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説明会では、日本ワインを含む近年のワイン市場動向、日本ワインの魅力をユーザーに伝えるために打ち出した新コンセプトおよび新ブランド、持続可能なワインづくりなどについて発表があった。

第3回目となる本記事では、同社が掲げる日本ワインの新コンセプト「SUNTORY FROM FARM 水と、土と、人と」から生まれた、新ブランドの4シリーズを紹介する。

新ブランド「FROM FARM」誕生

SWIは、同社のワインづくりのこだわりやユーザーに感じてもらいたい価値を打ち出した、日本ワインの新ブランド「FROM FARM」を2022年9月6日に発売する。

「FROM FARM」では、「品種」「テロワール」「ワイナリー」「シンボル」の4つのシリーズを展開。各シリーズの特徴とラインアップを紹介する。

「品種」シリーズ

「FROM FARM」品種シリーズ

「品種」シリーズは、「甲州」や「マスカット・ベーリーA」など日本の風土が育んだぶどうの味わいが楽しめる、日本の食事に合うワインだ。

・甲州 日本の白 2020/白・辛口 1820円(※参考価格、税別。以下同)
・マスカット・ベーリーA 日本の赤 2019/赤・ライトボディ 1820円
・マスカット・ベーリーA 日本のロゼ 2021/ロゼ・やや甘口 1820円

「テロワール」シリーズ

「FROM FARM」テロワールシリーズ

「テロワール」シリーズは、青森県(津軽)、山形県(かみのやま)、長野県(高山村)、それぞれのテロワールの個性が味わえる。

・津軽 ソーヴィニヨン・ブラン 2021/白・辛口 4200円(※参考価格、税別。以下同)
・かみのやま カベルネ・ソ-ヴィニヨン 2020/赤・ミディアムボディ 4900円
・かみのやま メルロ 2019/赤・ミディアムボディ 4900円
・かみのやま メルロ&カベルネ・ソーヴィニヨン ロゼ 2021/ロゼ・辛口 2730円
・かみのやま シャルドネ 2021/白・辛口 3900円
・高山村 シャルドネ 2021/白・辛口 4500円

「ワイナリー」シリーズ

「FROM FARM」ワイナリーシリーズ

「ワイナリー」シリーズには、同社の登美の丘ワイナリー、塩尻ワイナリーのこだわりが込められている。

・登美の丘 赤 2020/赤・ミディアムボディ 5400円(※参考価格、税別。以下同)
・登美の丘 甲州 2020/白・辛口 5400円
・登美の丘 ロゼ 2021/ロゼ・辛口 3000円
・塩尻メルロ 2018/赤・フルボディ 5400円
・塩尻メルロ ロゼ 2021/ロゼ・辛口 3000円
・塩尻マスカット・ベーリーA 2019/赤・ミディアムボディ 4000円

「シンボル」シリーズ

「FROM FARM」シンボルシリーズ

世界が感動する品質を目指し、厳選した畑から収穫したぶどうを、熟練者が匠の技術で素晴らしいワインにつくり上げた「シンボル」シリーズ。登美の丘ワイナリー、塩尻ワイナリーのワインとして最高峰の品質を誇る。塩尻地区の中でも、特に凝縮感があって高品質なぶどうが採れる「岩垂原(いわだれはら)」のメルローを使用している。

・登美 赤 2017/赤・フルボディ 1万5000円(※参考価格、税別。以下同)
・登美 白 2021/白・辛口 1万2000円
・岩垂原メルロ 2018/赤・フルボディ 1万2000円
・岩垂原メルロ キュベスペシャル 2018/赤・フルボディ 1万5000円

次回の記事では、畑を起点とした同社の日本ワインづくりにおける、中味品質向上の取り組みと持続可能な日本ワインづくりについて紹介する。

【サントリーワイン2022年日本ワイン戦略説明会】
成長を続ける日本ワイン
新コンセプト「FROM FARM」のもと、ワイナリーを刷新

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